艦これ×佐世保鎮守府130周年コラボ レポート(3) 艦娘と佐世保

艦これ×佐世保鎮守府130周年コラボのレポート。ステージでの艦娘の出演の話。

相変わらず熱心な提督スタンスを忘れない藤田咲さんのMCだったり、いつもの「きれいな若い女性に目がない」ムーブで笑わせる大坪由佳さんだったり、声優陣の出演も常に楽しかったわけだが、特に強い印象を与えたのがこの2つ。
・阿賀野型(特に矢矧)による「華の二水戦」
・新曲「佐世保の時雨」

「華の二水戦」は元は開戦時の第二水雷戦隊旗艦・神通をセンターに川内型軽巡洋艦姉妹が歌っており、佐倉綾音さんが担当。大切なものを守るために戦いに赴く、その決意を歌った曲で、武勲艦として大戦を戦い抜いた神通にふさわしい名曲となっている。
この曲を同じく大戦末期に第二水雷戦隊を率いた軽巡洋艦・矢矧が歌ったのが今回のステージで、担当の山田悠希さんは高身長のすらりとしたプロポーションが印象的。
で、この矢矧率いる第二水雷戦隊が最後に出て行ったのがこの佐世保であり、その時向かった先は沖縄。つまり沖縄を救わんと大和と一緒に佐世保を出て、坊ノ岬で散った「華の二水戦」の旗艦、これが矢矧。
いかにも「最新鋭」を思わせるきれいに整ったプロポーションで、「決戦仕様」の特別な衣装、左腕に「第二水雷戦隊」の腕章をつけた矢矧。彼女が大切なものを守るため、決死の戦いに赴く歌を、佐世保で歌う。
国を守るために佐世保を出て行った軍人と兵士たちの思い、その行く末、そしてその戦いの末に今の日本がある、それを思うと、涙が止まらない。なんてエモい。
この曲の初演は13日の夜だったわけだが、午前中に東山の海軍墓地や無窮洞を訪れ、あの時の戦争だとか、国を守るため、あるいは戦火から身を守るために奮闘した人々の史跡を見てきた。そのあとにこの曲だったわけで…曲の間、ずっと泣いていた。
14日の昼公演は阿賀野での出演だったが、夜公演は矢矧での出演に。やはり矢矧での歌が、たまらなくエモい。
そんな山田さん、曲が終わっての感想で「(緊張で)吐きそう」とおっしゃってたが…素晴らしい歌だった。

一方で「佐世保の時雨」は、時雨をメインにした新曲で、ヒーロー的な明るさと力強さのある歌、歌詞には同じ白露型の同型艦の名前があしらわれてこれまたエモい。
そしてタニベユミさんの歌がまた上手で。終始盛り上がりっぱなしだった。
この曲、今回の夏イベントの第一海域のボス戦のBGMで、確率で入手できる新規実装艦娘「御蔵」を入手するために、このボスと何度も戦うことになる。先日夏イベント海域を攻略後、「御蔵」入手のためにこのボス戦の周回を続けていたのだが、戦いになる度にこのステージを思い出し、いい歌だったなぁ、かっこよかったなぁ、と感慨にふける、というのを繰り返していた。
この「佐世保の時雨」、いつCDになるんだろうか…大いに期待。

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