名前や数字に潜むワナ(その1)
2回目まして。バグマニアのよっしーです。
さて早速ですが「人がつい陥ってしまうワナ」には、どんなものがあるのでしょうか。まずは入りやすそうなところから紹介していきますね。
はじめましての記事にちらっと挙げた「メール誤送信」は、ググるとかなりヒットします。ですので、あなたの近くでも起こっているのではないでしょうか。運良く事故とまではいかないまでも、社内の似ている名前の別の人に送ってしまったり、送りそうになったりしたことは結構あるんじゃないかと思います。
例えば日本人の苗字で多い、鈴木さんとか佐藤さんとか石井さんとか、送る時にはかなり気を付けますよね。大企業であれば番号や細かい所属名称を確認したり、一目でわかるように表示名称を設定し直している所もあるでしょう。アドレスだってSlackのIDだって大体似てるんですから。この「名前が似ている」のはワナの一つと言えます。
先日発生した、京都市立芸術大学における教職員宛てのメール誤送信の例では、ドメイン名が似ていました。
○○@gmailドットコム に送るべきだったのに
○○@gmaiドットコム に送ってしまった件です。
ここではあえて全角にしましたが(絶対に下の方に送っちゃいけませんから!)実際にはもちろん半角で、小文字のエルがあるかないかって、目視ではかなり判りにくいです。ここでは正解と間違いを並べて出しているから気付けますけど。間違ったものだけ並べられたら、結構気付きにくいでしょう。
続いて、名前以外ではどんなパターンがあるか見ていきましょう。
例えば数字でも
399 399 399 339 399
って並べると間違い探しにでてきそうですよね。
チケット番号だって
57939
57399
52939
って並んでいて、同時期(イテレーション)に扱うとしたらどうでしょう。
3と9、7と2って似てますし、桁数多くて間に挟まれるとなかなか区別がつかなくて危ないので、私なら印でも付けておきます。取り間違えて修正してしまったり、三つのうち一つを修正し忘れたりする可能性がありますから。あくまで仮想ですが、結構あるんですよ。レビューしててドキュメントに出てきたら疑ってかかる部分です。
「名前が似てる」「数字が似ている」状況は、人名やドメインやチケット以外にもいくつかあって、実際に遭遇する場合も多いです。次回はその辺を書こうと思います。
それではまた。
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