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エピローグ

根っからのめんどくさがりなアラサーの私が、一から十までめんどくさいことだらけの結婚式準備をするにあたってのあれこれをまとめてきた「ものぐさ花嫁日記」。
今回の記事をもちまして、めでたく最終回となります。

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早いもので、結婚式を挙げてから1ヶ月半も経ちました。
プランナーKさんから「しばし、お時間をいただきます」と言われていた当日の写真データも、業者から予想以上に迅速に届き、こんなにあっけないのか…と拍子抜け。

思えば、一生に一度のイベント結婚式を、身内だけの食事会で済ませることに対して、外野からとやかく言われ悶々とした時期もありました。
「結婚式は無理してでも豪華にやっといたほうが、後々何かあっても別れにくい」とか謎の理論を説いてくる人もいたりして、マジ何言っとんねんって感じでしたね!そんなん、別れる時は別れるでしょ…。
両家の親から費用面の援助は受けないと、夫とハッキリ決めていたので、身の丈以上のことを求める余裕はそもそもなかった。だから出来る範囲で出来ることをやりきりました。

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準備をするにあたり、私が個人的にテーマにしていたことが一つだけあります。

“すべてのゲストにハピネスを”

東京ディズニーリゾートの経営理念として有名なフレーズ。
私たちのごくごく小さな結婚式は、ディズニーのショーみたいに豪華絢爛じゃないし、あっと驚く演出もない。けれど、列席者みんなに、私たちなりにハピネス(幸福感)を届けられるひとときにしたいなと考えながら、準備を進めてきました。

実はというと、親兄弟に加え、ドレス選びに付き合ってくれた私の高校の同級生ふたりも、挙式と食事会に出席してくれました。
そのうちの一人と先日久々に会うことがあり、彼女は開口一番「今までにないアットホームなお式でとっても素敵だった!感謝の手紙めっちゃ泣けたよ…」と言ってくれました。

私、なんと両親への感謝の手紙朗読で、気を張っていたためか、あまり泣かなかったんです。結婚式のラストって、新婦が手紙読みながら泣いてナンボ、みたいなところあるじゃないですか。身内だけの場とは言え、すらすら読み上げてしまったことをちょっと引きずっていて。だから、

とっても素敵だった、めっちゃ泣けたよ

友人が掛けてくれたその一言で、ああ、こじんまりとだけど、結婚式挙げてよかったな、と改めて感じたのでした。

両親、兄弟、友人、プランナーさん、司会者さん、その他の会場スタッフの皆さん、あの日あの場所に居た人たちがほんの少しでも幸せな気持ちになってくれていたのであれば、私たちの結婚式には意味があったのだと、思います。

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そして、当初は誰よりも面倒くさがっていたにも関わらず、衣装合わせやハンドメイド教室にも文句一つ言わず付き合ってくれて、当日は全くアガることもなく料理もぺろりと余裕で平らげた我が夫。懐の広さには頭が下がるばかり。

これからも彼の隣で、うろちょろしているちっこい妻が私です。

凸凹夫婦、幸せになります!

〜おわり〜

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