見出し画像

【大学教員公募・感想戦】不採用通知をもらったところにどんな人が着任したのか

本記事は、https://note.com/buchi_study/n/n2add4f08b020の感想戦です。
といっても、本戦からは1年ちょっとが経過しています。
自分が不採用通知をもらったところにどのような人が着任したのか、振り返りです。

正直このようなことをしても得るものはほぼゼロ、単なる興味本位です。
大学教員公募というものが、如何に業績・能力重視でなく「巡り合わせ」であるか。これを示す記事であろうと勝手に考えています。
興味のあられる方は、上述の記事(無料部分で十分です)を一瞥していただいた上でご覧ください。

まずは結果から。上記の記事で申し上げていますが、大学のランク付は正直キライです。ですが、イメージしやすいように便宜上付しておきます。

①西日本私大(Eランク)
 →実務家40代が准教授で着任
②東日本私大(Dランク)
 →流れ(次年度再公募)
③西日本公立大(Bランク)
 →当時准教授の教員(30代)が移籍(准教授で着任)
④東日本私大(Cランク)
 →当時准教授の教員(40代)が移籍(教授で着任)
⑤西日本私大(Bランク)
 →当時准教授の教員(40代)が移籍(准教授で着任)
⑥東日本私大(Fランク)
 →当時講師の教員(30代)が移籍(講師で着任)

一目瞭然、そもそも若手にチャンスなんてありませんでした。
②は都内です。適任者無し、というよりは逃げられたという感じでしょう。
次の年に再公募がかかっていました。
⑤は、専門がかする程度の、公募の専門領域とは殆ど無関係な人が着任していました。その方は、着任した大学の出身でした。業績等々を見ても、思うことは色々あります。

教員公募ではほとんどの大学が「即戦力」を求めています。すべての公募結果が現職教員の移籍である点からも明らかです。
業績も重要ですが、それ以上に、「即戦力になり得るか否か」です。

面接では、教育経験をかなり聞かれます。書類選考でも、小難しい業績以上にどんな教育をしてきたか、学生からどのような評価を受けているのかを、厳しくチェックされます。教歴のほとんどない若手が書類選考を突破するのが難しいのはそのためです。

これから大学教員を目指す方、教歴はめちゃくちゃ重要です。できればD2くらいの時には非常勤等でコマを持たせていただけるよう、先輩や指導教員にアピールしておきましょう。内部での人間関係はこのようなときに効いてきます。
すでに戦士真っ最中の方、業績アピール以上に、どのように教歴をアピールしていくべきか、推敲を重ねましょう。毎年同じ授業をするのではなく、反省&更新を積み重ねていくことがアピールポイントになります。

そう考えると、やはり人間関係をきちんと築いていくのは研究と同等以上に重要ですね。嫌な世界ですが、仕方ないと割り切りつつ自分の売り込みにも励みましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?