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科学と非科学とクライテリオン

おはようございます。フェニックス髙橋です。
相変わらず世間はコロナまみれで、いい加減飽きないのか?と思わずにはいられませんが、飽きるどころか益々コロナ警察が猛威を振るっています。
今回は(珍しく)科学的に考えてみたいと思います。

7/28時点での科学的視点から見た見方と言うのをお断りしておきます。
理系の端くれとして、科学は間違うことが前提と考えます。科学万能主義とか流石に恥ずかしいので。
グラフは全て東洋経済オンラインからです。

まずは死者数から

そもそも病気は「死なない」事が大事なのでは無いでしょうか?いつ死んでも後悔はないという人でも好き好んでコロナで死にたいとは思わないでしょう。

確かにここ数日増えていると思えなくもないですが、第2波と呼ぶには物足りない数値では無いでしょうか?(不謹慎な物言いで恐縮ですが)

次は重症者数の推移を見ます。これは累積値(=重症で治療を今受けている人数)で見ることにしましょう。

7/10を下限に増えてきています。そういった意味では気を付けていかなければいけないでしょうが、コレも以前と比べれば大分違うのは間違いなさそうです。

では我々は、どのように気を付けなければならないのか?もう1つグラフを見ます。

陽性者数と死者数の年齢別グラフです。
50代は辛うじて死亡者の色が見えるか見えないか。
70代以上からは一気に増えるイメージでしょうか。
ペストの致死率が今は10%位と言われるそうなので、70代以上の人にとってはペスト並のウィルスと考えても良いのでしょう。

つまり、科学的に考えれば「70代以上の人にいかに移さないか」が大切な観点だということ。
そして、多くの方が指摘し、数字を見れば一目瞭然な「40代以下の人間への感染自体は問題になら無い(=死ぬことはほぼ無い)」ということ。
数字を素直に見れば誰もが気付くのでは無いでしょうか?もう1つ気付くことは、これだけ年齢別に分かれてるんなら「対策も年齢別に行うことができるのではないか」と言うことです。

数字から見える対策法は簡単で
1.70歳以上の人々を徹底的に隔離する。
2.40代以下は今まで通りに生活して良い。
3.50・60代は感染の拡大具合で隔離・解放を決める
が最も確率的には正しい対処法では無いでしょうか?

つまり、若者は外に出て良いけど、じいちゃんばあちゃんには基本会うな。オンラインにしろ。どうしても会いたいならマスクして手を洗って距離を保って静かに喋れ。
ということでしょう。
生き死には自分が決めることですから、他人にどうこう言われる筋合いはないんですが、数字から言えば
・70歳以上は隔離派が優勢。
・40代以下は解放派が優勢。
・50・60代は好きにしろ。
という感じですかね。だから、70代のお爺ちゃんが若者の不道徳を叱るのは正しくないですし、若者がお年寄りの前に何も対策せずに現れるのも正しくない。それぞれの文脈が違うので。

こういうことを書くと「年寄りを差別している」というような事をいう「人権派」の方がいますが、若者たちが色々なところを回って、お土産をお年寄り世代にあげる(もちろん十分な対策をして)。それに対して「ありがとう」と言う外に出れないお年寄り達がいる。
こういう「思いやり」こそが「自称人権派」の目指すべき社会なのではないでしょうか?
「人権派」が個人の権利を主張した結果が今の窮屈さを産み出していると思います。
・マスクをしない老人が若い看護士にコロナを移したかもしれないと批判する人がいること。(相手が医療従事者なので、少しアレですが。)
・若いタレントが少人数で会食していたことに対して「違うでしょ」と言って喝采されるお笑い芸人かいること。
・なんだかよく分からないけど5人以上の会食はダメという府知事がいること。
・感染者が増えてきたから十時以降の営業を止めさせて、仕事したアピールをする都知事がいること。
・科学的に正しいか分からない感染予防対策をしてなかったら、実名好評だとドヤ顔で権力を振りかざす大臣がいること。

この未曾有の危機は、そういった「個人主義」ではなくて「共同体の力」「若者と年寄りの、それぞれを尊重した思いやり」で乗りきらなければならないと思う次第です。

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