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私が見た未来【たつき諒先生なりすまし偽アカウント事件】の考察

今回は、先週末からオカルト界をにぎわせている、漫画「私が見た未来」の作者「たつき諒先生」ツイッターアカウントが偽物だった事件について考察します。

偽のアカウントは1年以上前から、私のサイト「Back to the past」「わが心の第2の公式サイト」と呼んでくれ、何度も記事や動画をリツイートしてくれるので、私は彼を「本物のたつき先生」と信じ、とても喜んでいました。

たつき先生ツイート画像-線付き

私の他にも、オカルト界を代表する雑誌や、私の何百倍も登録者がいるYoutuber、オカルトの巨匠や、有名週刊誌など、あのアカウントを、本物と信じていた人はかなりいます。

今回は、「どうしてこうなったのか?」「なぜ、みんなだまされたのか?」の2つを考察します。

偽物発覚までの経緯

まず「どうしてこうなったのか?」を説明します。

偽アカウントの名前は、以前は「たつき諒公式」でしたが、今は「76年【被害を減らすため予知夢を見せる存在】から拡散係を依頼されましが子どもだったので断りました」に変えています。
長いので、「76氏」と呼びます。

76氏は、ネット掲示板のガールズちゃんねるや5ちゃんねるに、2020年はじめごろに登場しました。
私が76氏を知ったのは、5ちゃんねるの【漫画家】たつき諒先生【予知】スレッドです。
当時、あの、東日本大震災を予言したとされる伝説の漫画家、たつき諒先生がネットに登場したとワクワクして、昨年の5月26日、未来人2062の暗号「Wに備えよ」と合わせて、「おそるべき的中率、漫画『私が見た未来の作者、たつき諒先生の予言」という記事を、noteに掲載しました。

※現在は非公開にしています。


それから1か月以上たった、2020年7月6日、noteから「おめでとうございます! あなたの記事は先週もっとも多く読まれた記事の1つです!」とうれしい知らせがありました。
おそらく前の週に、ミスター都市伝説、関暁夫さんの番組で、「私の見た未来が紹介されたからだと思います。

すると、ツイッターをはじめたたつき諒先生に、私の記事を何度もリツイートしていただき、当時は、とても光栄に思いました。
しかし、そのアカウントが実は偽物だったのです。

ちなみに偽のたつき先生、76氏は「自分は高齢で、あまりネットにくわしくないとのことで、「不思議探偵社」というサイトを自分の公式サイトにし、そこでも情報発信していました。

それから76氏は、「最短で2021年8月に起こるという富士山噴火」と、「最短で2026年に起こるという神奈川県大津波」の予言を、毎日何度も何度もツイートしていきました。

そのうちオカルト系のメディアを中心に注目を集め、いろいろなYoutuberが動画で紹介しました。
そして今月、あのスーパーミステリーマガジン「月刊ムー7月号」で特集が組まれました。

さらに不思議探偵社から、現在驚くほどのプレミアム価格がついている「私の見た未来」が復刊され、予言の解説や防災情報を加えた「完全版」として、2021年7月に発売されることが発表されました。

それを記念して、私も先週動画をアップしました。

予言の紹介だけでなく、もしも災害が現実になったとき、自分の身を守るためにどうすればいいか、私自身もよくわかっていなかったので、内閣府などの防災情報を参考に防災対策の動画を作りたかったのです。

ちょうどその動画の公開準備をしていた、6月26日の朝、ある人からツイッターに、例の復刻完全版の発売が、10月に延期になったというメッセージをいただきました。

私も本を予約していたので、Amazonからのメールを確認すると、確かに発売が、7月17日から、10月2日に延期されていました。

しかも別の方からのツイートで、出版社の飛鳥新社のサイトに、たつき諒先生のアカウントが「なりすまし」だったと掲載されているというのです。

すぐに飛鳥新社のサイトを確認したところ、「たつき諒先生を語る偽のツイッターアカウント」として、76氏のアカウントが記載されていました。

一瞬頭の中が真っ白になりましたが、恐る恐る76氏や、不思議探偵社の管理人レオ氏に、いったいどうなっているのかと質問したところ、76氏から次のようなツイートがありました。

76偽り初告白-拡大

「一般人が被害を減らすには、たつき先生を名乗り…」と、完全ななりすましの告白です。

それからいろいろ質問したところ、なんとなく76氏の主張がわかってきました。

76氏は実は男性で、1976年、彼がまだ子供だったころ、謎の存在から、たつき先生と同じ予知夢を見せられたそうです。

謎の存在は「予知夢を拡散しろ」と命令しましたが、子供だった76氏はいったん断りました。

しかし2016年ごろから、再び謎の存在が出現し、富士山噴火と神奈川津波の災害被害を減らすため、漫画家たつき諒先生を名乗り、予知夢を世間に知らせよと命令され、昨年からそれを実行しているそうです。

すべては、未来に起こる災害の被害を減らすためにやっていると…。

彼とのやりとりでわかったことは、

●本物のたつき諒先生は女性だけれど、76氏は中年のおじさん。

●ムーや、有名YouTuberや、オカルト界の巨匠のインタビューを受けていたのも76氏。

●飛鳥新社で復刊される「私が見た未来完全版に関わっていたのも76氏。

●でも、どこかのタイミングで、飛鳥新社に本物のたつき諒先生から連絡があり、なりすましがばれて、発売が10月に延期になった。

6月28日には、ムー不思議探偵社から本件の第一報が発表され、76氏が偽物だったとあらためて確認されました。

私もこの5年間で、未来人を名乗る人や不思議な人に出会いましたが、その中でも76氏は、いろんな意味でナンバーワンです。

1つ喜ばしい情報として、飛鳥新社の情報によると、10月発売の完全版には、未発表の原稿や、あらたに発見された予知夢が掲載されるそうです。


事件の考察

私は、「なぜ、みんながだまされたか?」、「なぜ、いろいろな人が76氏を本物だと信じてしまったのか?」には、3つの原因があると思います。

1つ目は、なりすました「たつき諒先生」という存在の影響力。
「私が見た未来は、1999年発売の本なのに、表紙に「大災害は2011年3月」と、東日本大震災を連想させる記載があり、証拠が残っている予言の書の作者として、オカルト界では唯一無二の存在です。

2つ目は、数の影響力。
76氏のツイッターのフォロワーは、現時点で18000人もいて、インフルエンサーとしての発信力があります。

3つ目は、76氏のキャラクターの影響力。
彼の発言はとてもクセが強く、インパクトがあります。さらにたつき先生をよく研究していて、その主張は、ある程度筋がとおっています。

この3つの影響力が相乗効果を生み、私のように彼を本物だと信じる人が増えていき、さまざまなYoutuberやメディアを巻き込み、あの人が言うなら本物なのかと、オカルト界全体に伝播されていったのではないでしょうか。

つまり私にも責任の一端があります。申し訳ございません。

今回の件で、一番の被害者は、本物のたつき諒先生です

最後に76氏がずっと主張していた、富士山の噴火津波の予言についてですが、実際の漫画を持っている人に聞いたところ、表紙に富士山噴火のイメージや、作中で津波のことは書かれていますが、具体的にいつ発生するかは書かれてないとのことです。

つまり、2つの災害が「いつ起こるか」は、あくまでも76氏の主張で、現時点では、ひとまず安心です。


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