パイプ椅子を原始人に売るということ

本日も横道にそれたテーマで。こちらの記事は『石ころビジネス』の参考記事。使い方が分からない商品は無価値。価値を与えてこそ商品になる、という営業っぽい話。

詐欺だ!

その辺に転がっている石ころを1000円以上で売るなんて良心が痛むという言葉をもらった。私も営業という仕事につくまで同じような考えだった。でもなんてことはない。押し売るのではないのだから。店頭に並べて、商品を気に入ったら買っていく。WINWIN。

不良品

その商品が不良品。例えば動かない、すぐ壊れたなんて話ならクレームになるだろう。ペットストーンは動くことなんてそもそもないし壊れない。例えばそれが激しくぶつけ合う『御飯とPセルごっこ』なら壊れてしまうかもしれないが、それにしても有り得ない。ところで戦闘系アニメの、痛めつけて殺そうという流れは大抵上手くいかないものだな。学べよ!

モノではなくストーリーを買う。

人は商品を購入する時にモノそのものに価値を見出すことはないと思われる。何故なら常にその商品を買うことによって得られる未来像を描いている筈だ。美味しそう、楽しそう、カッコよさそう、喜んでくれそう、など。これらには必ずストーリー(イメージ)が紐づいている。未来像でないなら、モノそのものが持つストーリーに価値を見出してる筈だ。例えば〇〇で育った野菜、など。

『使用する商品』なのであれば、利用しているイメージが無ければ売れるワケはない。無価値。ゴミだ。だからこそペットストーンは、わざわざ、遊び方や部屋に飾っている様子までも紹介する。消費者にストーリーを教えるワケだ。さらに商品そのものにもストーリーを与える。私は欲張りだ。

原始人にパイプ椅子を売る。

あなたがもし、原始人にパイプ椅子を売ろうとするなら、何と売り込むだろうか。きっとあなたは、『このパイプ椅子は、折り畳んで収納出来るんです!』と言うだろう。しかし、そう言ったところで原始人は『は?』だ。原始人が欲しがるストーリーを語らなければならない。例えば、『このパイプ椅子は頑丈で、どんな獲物も殴り仕留めることが出来る』こっちの方がよっぽど売れそうだ。

価値をどのように与え、ブランディングするか

前途したように、固定概念に縛られてはいけない。石ころをその辺に転がってるだけのモノにしてはいけない。石ころの使い方を知らない消費者に使い方を教える。この行為が大切なのだと私は思う。

ブランディングの手法

いい商品ですよ!というのは安易すぎる。だからブランディングが必要になる。例えば、製造工程を明らかにし、1つの商品を作るのに一体どれだけ大変な作業か明かす方法、10秒に1本売れてます!などみんな使ってますよ感を出す方法。トリックは様々ある。このへんの話は本を読めば沢山事例はあるだろうから割愛する。伝えたいことは、ブランディングには、いずれもストーリーが存在する。ということ。

では、長くなりそうなので、このへんで。

こちらの記事から読まれた方は

【石ころを売るビジネス】
https://note.mu/bttb0/n/n9752b7b7f5cc

も読んでみてほしい。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?