今更聞けない!花様年華ストーリーまとめ1-②
①では7人が幸せに過ごしていたと書きましたが、ソクジンのある行動がきっかけとなり7人がバラバラになってしまいます。
ある日テヒョンがいつものようにあの部屋に行くと、扉の前でナムジュンが立っていました。
テヒョンはナムジュンや部屋にいるはずであろう兄さんたちを驚かそうと静かに隠れていました。
ですがその時、部屋の中からソクジンの緊迫した校長先生を呼ぶ声が聞こえます。
そして聞こえてくるのは、自分たち6人がこの数日間、何をしでかしたのか、についての報告の声でした。例えばユンギは学校の柵を飛び越えて出ていった、他校の生徒と喧嘩した、など悪いことについてです。
覚えていますか?①でソクジンは父親から、【いい子にならなければならない】という圧をかけられている、と書いたことを。
この学校は生徒を監視するために、ソクジンに監視役を命じたのです。
父親はソクジンを自分の言う通りにさせよう、「いい子」にさせようとその提案した校長先生に同意します。
ソクジンはソクジンで、父親から気に入ってもらいたい、という思いがあるのでその命令を実行しなければいけませんでした。
そしてその監視をしていたことを知ってしまったナムジュン。何かの気配を察してソクジンは電話を手にしたまま扉を開けナムジュンと対面します。ソクジンは弁解しようとしましたが、「兄さんがそう言うということは、なにか事情があるんでしょう」と言ってナムジュンは聞かなかった振りをします。
そして同じくテヒョンも聞いてしまったのですが、ナムジュンを特に慕って尊敬していたテヒョン、ナムジュン兄さんがそう言うなら、と自分も聞かなかった振りをします。
あとから来たホソクとジミンに連れられいつもの様に笑顔で部屋に入るのですが、この時点で既に溝はできてしまったのです。
そして完全に7人がバラバラになってしまう日が、保護者参観の日です。
この日、保護者参観の日でもユンギとジョングクはあの部屋にいました。
ユンギはピアノを弾きジョングクは机を並べその上で寝たフリ。2人にとって心地の良い時間が流れていたのですが、突然ドアが開き先生が入ってきて、ジョングクを殴り飛ばします。そのまま暴言を浴びせられていたジョングクですが、ある時突然暴言が止まります。ユンギが間に入って先生の肩を押しのけました。
ジョングクはユンギ兄さんの肩の向こうで呆れた顔をした先生の顔を見るのです。
これが原因でユンギは退学処分となります。
では何故先生にあの部屋のことがバレたのか。
ソクジンです。
先生に弟達をかくまっているのではないか、と問い詰められ、父親に「いい子」ではないと報告されてしまうのではないか、という気持ちから、あの部屋のことを先生に告げてしまうのです。
ですがソクジンはわざと言ったのではありません。その日は保護者参観でまさか2人がいるとは思わなかったのです。
ですが結果はユンギの退学処分。そしてこの時ナムジュンも引越し。ナムジュンはユンギの退学処分の前に学校を、誰にも何も言わずに去ります。
これで7人のうち2人が離れていってしまいます。
続いてテヒョンは不登校に。
ジミンはホソクとバスに乗っている最中、【プルコッ樹木園】の標識を見た途端発作に襲われそのまま精神病院に入院。
ジョングクはそれでもあの部屋が好きで、例えいるのが自分1人だとしてもあの部屋で時間を過ごしていました。
しかしある日扉を開けると、そこには私物を片付けるホソクの姿。
「もう行こう」と言って部屋を出るホソクの姿を見て、「あの日が戻ることは二度とないんだ」とジョングクは悟り、そして7人はバラバラになってしまうのです。
それが6人、そしてソクジンの悪夢の始まりでした。
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