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鈴木英人の世界展

明日からお盆休みという日の会社帰り、そうだ、今日は百貨店に寄ってなんか美味しいもの買って帰ろう!と思い立ち、大宮駅へ。西口のコンコースから出てそごうの方へ向かうと、そごうの建物に掲げられている細長い垂れ幕がまず目に入ります。そこでいつもなんか面白そうなイベントやってるかな?とチェックするのですが、今回その幕を見て驚きました。なんとそこには『鈴木英人の世界展』の文字が!

「な、な、なにぃーーー?!聞いてないよ( ̄□ ̄;)!!」

って、何を隠そう私は鈴木英人さんのファン!十代の頃、表紙に鈴木英人さんのイラストが描かれている雑誌『FM STATION』をよく買っていました(その頃流行っていたSeventeenとかの雑誌に目もくれずに音楽雑誌コーナーに直行する女子高生(笑)。もちろんラジオのエアチェックのためでもあるけど、なにせ鈴木英人さんのイラストが好きだったから買っていたのです。カセットテープのインデックスに使える付録もついていたし。

その頃持っていたFM STATIONやインデックスはどこに行ってしまったかもうわかりませんが、数年前に都内で開催された鈴木英人さんの作品展にご本人がやって来る、という話を聞きつけた私は英人さんの来る日にいそいそとそこへ行き、作品集にサインをいただいた上に(自分の名前も入れてもらった!)握手もしてもらったのでした。お洒落な眼鏡をかけていてとってもダンディな鈴木英人さん、そこでますますファンになりました。

英人さんの作品の好きなところはやはり海とか空とかスポーツカーとか建物、船…描いている対象や構図とかがとにかくキレイだしカッコ良い、ということ。そして光と影の描き方が素晴らしいところ。英人さんの作品って光の印象が作品によって違うんですよね。ハワイの光景ではやっぱり光が強くてジリジリ照りつける感じを受けるし、日本の景色では光が柔らかい感じ。その場所の温度や空気感まで伝わってくるような…絵の目の前に立って見ていると自分もその場所に瞬間移動したかのような錯覚を受けるのでした。

会場にはおそらく100枚ぐらい作品が並べられていたのですが、そのそれぞれに足を止めて時間を忘れて見入ってしまいました。それと90年代に撮られたと思われる鈴木英人さんが絵を製作してるところのドキュメンタリーもモニターで流れていたりして、あの番組も全部通して見たかった!その日は会場の出口付近にあった物販でクリアファイルを2つゲットして帰りました。そしてお盆休みが明けて、やっぱりこんなチャンスはそうそうないのでもう一度観たい…!と再び会場へ。

すると前回まではそんなになかったのに絵の下のところに売約済の赤い札がたくさん!むむ、私だって買えないこともないもん、とりま今はやめとくだけで…!(笑)と思いながら、せっかくなので今回はこの絵の中で本気で自分が手に入れたいならどれにするか?という目線で観ることにしました。鈴木英人さんらしい絵といえば赤い車が描かれているもの、というイメージがあるのでそれにもやっぱり惹かれますが、自分的には2005年の『波へのいざない』、2007年の『あの白い夏』、2004年の『静物3』などが欲しい!と思いました。

ちなみに上にあげた作品を含め公式サイトではたくさんの作品が観れます。

通販ショップはこちら。

その中でもこれなら買える値段だしマジ欲しい!という私が思ってる商品がこれ。

作品展に飾られている作品は大きいものが多くてその方が本当に見応えもあるんだけれど、畢竟、うちは大きい絵を飾れるような豪邸ではないので、これぐらいで分相応かもしれないなあ~とも思うのでした。

そうだ、鈴木英人さんといえば最近FM STATIONをモチーフにしたレコードが発売されてるのをタワレコで見かけました。こんなデザイン↓

『FM STATION8090』

これはジャケ買い必至なやつ!こんなところをドライブしてみたい!!(≧▽≦)←ペーパードライバー

…というわけで、今回は鈴木英人さんの世界展について取り上げてみました。大宮での作品展はもう終了してしまいましたが、いろんなところでちょいちょい作品展は開催されている模様です。また作品観たいー!

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