マスタリングビットコイン⑩
ブロック内のトランザクションのマイニング
ビットコインネットワークに送られたTXは、グローバルに分散した元帳であるブロックチェーンの1部になるまでは検証したことにならない
平均して10分に一度、マイナーはブロックを生成する
新しいTXは、ウォレットやその他のソフトウェアから常にビットコインネットワークに流れ込む
ビットコインネットワークのノードがこの新しいトランザクションを見つけると、各ノードの中にある未検証のTXを一時的に留めておくTXプールに加える
マイナーは新しいブロックを作る時、このプールから取り出して新しいブロックに追加する
→この新しいブロックの有効性を証明するために、非常に難しい問題を解く(PoW)TXは新しいブロックに追加されるが、この新しいブロックには最も高い手数料が設定されているものが最初に処理されるという基準や、そのほかのいくつかの基準によって処理の優先順位が付けられている
マイナーは、マイニングに負けたとすぐ知らされ、即座に新しいブロックのマイニングに取り掛かる
マイナーはすぐに新しいブロックの箱を作り、TXと前のブロックのハッシュ値を入れて新しいブロックのためのPoWの計算を開始する
マイナーは自分が作るブロックに、特別なトランザクションを含める
→マイナー自身のビットコインアドレスに、新たに作られたBTC報酬を送るTX
https://blockchain.info/block-height/277316で見ることができます。
数分後に、新しいブロック#277317が別のマイナーによってマイニングされました。この新しいブロックは、アリスのトランザクションを含んだ直前のブロック#277316を前提にしているため、#277316がマイニングされたときよりもさらに多くの計算がブロックに注ぎ込まれ、それによりアリスのトランザクションの信用が強化されることになります。
アリスのTXを含むブロックは、「承認」一回とカウントされる
アリスのTXを含むブロックの上に、さらに新たなブロック積み重ねられるごちに、承認が積み重ねられる
→TXの取り消しが指数関数的に難しくなる
→ビットコインネットワークの信用がますます増える
※慣例的に、6回より多く検証されたブロックは改竄できないとされている
ブロック277316
https://blockchain.info/block-height/277316
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