「UXをデザインするとはなにか?」を現時点で仮説を立ててみた
Xデザイン学校ベーシックコースの半分(5ヶ月)が終了しました。
すごく不思議なんですが、すごくこの学校での経験が面白いと感じていて、「貪欲に吸収しよう」「今までの自分を変えていこう」とするモチベーションが高まってきています。
そうなれた理由は「これまでなんとなくうまくいきつつも、全く理想の自分に近づかない本質的な原因(と、現時点では思っている)が発見できたから」だと考えています。
ここに至ったのは、自分にとってすごくチャンスなので、ここでグッと気合い入れて、あと5回の講義の間に、思考や行動の習慣を変えていく努力をしていきたいと思います。
目次
1. UXをデザインするとは何か?
2.インサイトの発見手法
3.グループインタビュー
4.その他、気づき
1. UXをデザインするとは何か?
ベーシックコースも半分終わったので、「UXデザインをする、ということがどういうことなのか?」の全体像を自分なりに考えてみる。あくまで仮説。一旦、現時点での理解度をアウトプットして、終わるまでに何度か修正しながら、理解を深めていきたい。
まず、「UXをデザインするとは何か?」と問われると、この2つの観点の掛け算で考えられるんじゃないかと、現時点では考えた。
ただ、これだとデザイナーの視点からの定義でしかない。ビジネスの視点が抜けている気がする。講義の中では「儲かることも大事」と言われていたように、ビジネスとデザイン両面から考えないといけない。
そうすると、
この3つの観点で考えてはじめて「UXをデザインした」と言えるのではないかと仮説を立ててみる。
2. インサイトの発見手法
ベーシックコースの前半5回までは、ほとんどがインサイトの発見手法についてだったので、後半5回は、おそらくストーリー設計、の方に主眼が置かれるのかな。ビジネス領域も入ってくるのは、アドバンスorマスターでしょうか。
ここでは、ここまで学んだインサイトの発見手法について整理してみる。
インサイト発見のステップは、
の2つのステップを踏む必要がある。まずは、自分自身のフレームを通して物事を見ず、事実をありのままに見るためには、事実と解釈を分けた方がいい。
ただそのためには、記録の取り方が大切になる。講義の中で、フィールドノーツの例を紹介してもらったものの、ここは訓練が必要そう。
定性情報の収集には3つの手法があり、それぞれの特徴を整理すると以下となる。
※マスターコースの受講生から、「ワークショップ」という手法も業務で使っているという話を聞いた。それはインタビューの中の一手法かな。
ただ大事なことは、この手法を使えばインサイトが見つかる、という魔法のようなものはないということ。なので、これらの手法に取り組む時の姿勢が大事。
・「インサイトを見つけたい!」と強く思い、あらゆる手段を使う。
・短期決戦ではなく長期戦のつもりで挑む。
・ユーザーは問題を抱えていない、という前提に立つ。
こんな姿勢を持つ必要がある。
ただ、もう1つ、個人的に大事だと思うのは、
インサイトを見つけた!という感覚を知ること
正直、現時点では、インサイトを見つけたことがないため、その感覚がわからない。山崎先生は、インタビュー時間を使い切ることなく「もうわかったからいい」とインタビューを終えたという話があったが、この域に達することが重要だなと思った。
近い経験とすると、コーチングやアセスメント手法を活用して、個人の本質的課題が発見できたとき。そのときには、共感できている感覚がある。
その時の感覚を言語化すると、
プロフィール、言動とその根拠の流れが一貫していて、矛盾がないこと
という感じ。
インサイトを発見する上でも、これが大事だとするならば、まず行動観察やインタビュー対象者のプロフィールを掴む必要がある。が、短い時間で、その人のプロフィールを掴むのはそんなに簡単ではないとすると、どのレベルでプロフィールを掴むべきか、も理解したい。
3.グループインタビュー
今回、インタビュワーを担当させていただいた。
やってみて感じたこと
・デプスインタビューで誰を対象にすれば良いか、感覚が掴めなかった。
→グループインタビューの段階での工夫が必要な気がした。
・「ありたい姿」についてももっと深く聞くべきだった。さらっと流してしまったが、「ありたい姿」にこそその人の価値観がでるような気がする。
・プロフィールを理解するような質問も必要。仮に本人が「私は合理的に物事を考える人」と言ったとしても、それが本当かはわからないから。
そんなことを感じた。
4.その他、気づき
・先生の講義はなぜ面白いか?
自分も含め、何人かの受講生と話していて、「先生の講義は面白い」という感想を持っている人が多かった。では、なぜ面白いと感じるのか?
おそらく、教科書のような予定調和な説明ではなく、経験・知見の広さに基づいて、多角的な視点で説明されているところが新鮮さを感じ、面白いのではないか、と考察した。
つまり、
話の面白さは、教養の広さと切り口の鋭さに宿る
ということだと理解した。
・雑味について
「雑味を感じる」ためには、雑味がない状態、つまり普通の状態(?)を知っておく必要があるんじゃないかと思う。そのためには、とにかく経験や観察の量も大事。常に好奇心を持ちながら、新しい経験を増やしていきたい。
以上。
毎回、自分で考えを深めながら、自分なりの言葉でUXデザインを語れるように頑張っていこうと思います。
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