「積極的な、受け身」を武器にする校正という仕事
「この表現、美しいなぁ」
小説を読んでると、そう感じることがある。
作家の感性や表現力には惚れ惚れする。
だけど、そんな表現が生み出す言葉の魔術師が、作家や編集者以外にももう1人いることをご存知だろうか。
校正者である。
校正という仕事
普通、校正という仕事は「原稿の間違いの指摘をする」仕事である。
しかし、プロ校正者、大西寿男さんは、校正という仕事の役割を超えて、おせっかいにも作家に最適な言葉を提案する。
大西さんのプロフェッショナル性は、作家の伝えたい世界観に