見出し画像

【WS】門扉リコリコ

ご無沙汰しております。蒼流と申します。
じめじめとした天気が続いておりましたが、梅雨明けが近づき一気に暑くなってまいりました6月末です。

6月13日のブシロードTCG戦略発表会にて「カードの使用制限に関するルールの変更が発表されました。
筆者の手持ちだと「SAO」「Key」に規制強化、「リトバス」「艦これ」「かぐや様」が規制緩和され、構築を色々試行錯誤しております。

それはそれとして、先月末にはリコリス・リコイルのトライアルデッキとブースターパックが発売され、いくつかデッキを作って回してみましたので、感触が良かったゲートカムバックのリコリコデッキについて書いていこうと思います。
※互換名や俗語が出てくるので、それらがわかる人だと読みやすい内容です。


前置き

明らかに出力の高いカードはないですが、手堅いものをある程度押さえつつ、ユニークな効果もあるプールになっています。
特に「営業開始♪ 千束&たきな」「滲み出る殺意 たきな」はコストが重いものの、タイトルの強みになれるポテンシャルを秘めています。

まずはこれらをどうにか活かせる構築で回してみました。
1発ネタとしては面白かったんですが、運が大きく絡んだり、相手にメタ要素をぶつけられた際にリカバリーが効きにくかったりと、安定運用するには課題が多すぎたので、まずは手堅いデッキを作って調整を重ねることにしました。

構築コンセプト

「これからも続く日々 千束」のクライマックスコンボはコストがやや重い再スタンドで特別強力ではないですが、「これからも続く日々 たきな」と併用することでコストを抑えつつダメージを稼げる上、登場時に控え室のキャラを回収する効果を持っているため、リーサルターンの状況に応じて柔軟にアクションを変えることができます。

基本的には8ストックある状態で、前列に「これからも続く日々 千束」を2枚、「これからも続く日々 たきな」を1枚、後列に「ウォールナットの正体 クルミ」1枚配置し、対応クライマックスの「2人で過ごす日々」を置くことを目指します。

ストックが余るなら「喫茶リコリコ クルミ」でバウンスやストック崩し、「出会いの場 ミズキ」で逆圧縮を行うことでダメージが入る可能性を上げることも視野に入ります。

対応クライマックスである「2人で過ごす日々」が確保できていない場合は
前列の配置を1枚「久々の再会 たきな」とすることで山札から探しにいったり、「喫茶リコリコinハワイ ミズキ」で控え室のクライマックスと交換することで、クライマックスコンボの発動を補助します。

該当のカードが控え室にあれば「これからも続く日々 千束」の回収効果で容易にアクセスできるため、リーサルへのパーツ集めがそのターン中に行いやすいのが利点ですね。

続いてはリーサルターンまでどう繋ぐかになりますが、盤面をガッチリ作るのは少し難しかったので、複数回クライマックスコンボを狙いやすいゲートトリガーが対応クライマックスの「相棒 千束&たきな」を主軸としつつ、アタック中にストックへ置かれたクライマックスを無理なく控え室に送れる「喫茶リコリコ 千束」をサブアタッカーに添えることで、ストックの抑えやすいようにしました。

後列に「良好な変化 たきな」「名スタント ミズキ」といった身代わり効果持ちのカードを配置することで、連続でのクライマックスコンボを狙いやすくしつつ、「名スタント ミズキ」から「喫茶リコリコ ミズキ」へ繋げることで、もしクライマックスを確保できなくてもソウルを伸ばしてダメージを押し込んでいきます。

大枠はこんなところで、いい感じに50枚の束にしたのがこちら↓

デッキレシピ

デッキログ:https://decklog.bushiroad.com/view/71213

採用カード説明

レベル0(18枚)

酔いどれ?店員 ミズキ(4枚)

登場時に相手前列のキャラのパワーを-1000する効果と、舞台から控え室に置かれた時に手札1枚をコストに4ルックしてレベル1以上のカードを手札に加える、所謂フカ次郎互換効果を持っています。
序盤にストックを使わずレベル1を探すのが基本の役目ですが、前列-1000で低パワーキャラの焼却を狙ったり、終盤に控え室のカードを増やしたい時に圧殺して4ルックしたりと、出番は多め。
黄色発生も兼ねて4枚。

ウォールナットの正体 クルミ(2枚)

1コストと自身レストで控え回収の4枚集中効果と、自分がクライマックスを置いたときに相手のデッキトップを2枚見て操作できる効果持ち。
リフレッシュ後に手札を整えるのに集中として使うのはもちろんですが、「これからも続く日々 たきな」での不確定ダメージが入るか確認できるため、リーサルターンには必ず後列に置きたいカードです。
途中で1枚拾えればいいので2枚。

喫茶リコリコinハワイ ミズキ(1枚)

手札のクライマックス1枚と盤面の自キャラ1枚をコストに控え室のクライマックスを回収する効果を持っています。
クライマックス入れ替えはプール内にもう1種ありますが、こちらのストック消費を抑えられ、盤面の「酔いどれ?店員 ミズキ」「名スタント ミズキ」を能動的に控え室へ送れるところを評価してこちらの採用。
基本的には保険としての採用なので1枚。

俺なりの正義 真島(4枚)

登場時に他の自キャラがいればそのターン中パワーが+2000され、リバース時に手札1枚をコストに4ルックしてキャラを手札に加えられる効果を持っています。
序盤にとりあえず3500出るところと、ストックを使わずに次のターンで使うキャラを拾えることを期待しての採用です。
赤発生の役割も兼ねて4枚。

遊びに行こう 千束(4枚)

相手のアタックフェイズ始めに自分の前列の空いた枠へ移動する効果と、舞台から控え室に送られた時に1コストと山上1クロックで控え室のキャラを回収する効果を持っています。
調整していく中でマリガン時にレベル1を強気に捨てられるようにしたいと感じたので、効果を使えば控え室のキャラを確定で回収できる点を評価して採用。
赤発生も兼ねて4枚。

良好な変化 たきな(3枚)

後列配置時に自分の前列キャラが控え室に置かれた際に自身をコストにそのキャラをレスト状態で復帰させる効果と、1コスト自身レストで1ドローの5枚集中効果を持っています。
身代わりが本体で、集中は1コスト使いたい時に使う程度です。
青発生要員も兼ねて4枚…と言いたいところですが枠の都合で3枚。
割と自由枠なのでお好みで青のカードを採用するといいと思います。

レベル1(10枚)

喫茶リコリコ 千束(4枚)

自ターン中パワーが+3000され、アタック時に1コストを支払うことでトリガーチェックを2回行う効果を持っています。
ストックに送られたクライマックスを無料で控え室に送るのが主な役目ですが、リフレッシュ後からはクライマックスのトリガーを目当てに効果を乱発することもあります。
サブアタッカーとはいいつつ、クライマックスコンボが狙えないターンはむしろこちらがメインアタッカーになるので、多めの4枚採用。

名スタント ミズキ(2枚)

500応援と後列配置時に自分の前列キャラが控え室に置かれた際に自身をコストにそのキャラをレスト状態で復帰させる効果、そして自身が舞台から控え室に送られた際に1コストと手札1枚で控え室の「喫茶リコリコ ミズキ」を召喚する効果持ち。
身代わり効果使いつつ、可能ならレベル1序盤に盤面へ置きたいですが、「喫茶リコリコ ミズキ」を呼ぶ時にはレベル2になってるなんて時もあるので召喚効果は上振れ程度に考えておくのが吉。ストック状況によっては使わないこともあります。
後列に1枚置ければ良いので2枚の採用。

相棒 千束&たきな(4枚)

登場時に他の自キャラがいればパワーが+2000される効果と、アタック時にクライマックスコンボで2落下したカードにおけるレベル合計以下のカードを回収し、自分のデッキトップ2枚を任意の順番に変更できる効果を持っています。
2落下回収後の2ルックトップ操作が見た目以上に強力で、3面並べるのも良いのですが、「喫茶リコリコ 千束」が1面いることで高確率でクライマックスのトリガーをしつつも綺麗なストックを生成できます。
メインアタッカーなので4枚。

レベル2(4枚)

メールの真相を追え 千束(1枚)

登場時に他の自キャラが4枚いれば控え室から1ストブとそのターン中に自キャラ×1000パワーが上昇する効果を持っています。
ストック消費なしで単体パワー12000が出る点を評価して採用。
ピンポイントでの運用になるので1枚。

喫茶リコリコ ミズキ(2枚)

応援でパワー+500とソウル+1する効果と、起動効果使用時に自キャラ1体にパワーを+1000する効果を持っています。
起動トリガーのパンプはあまりタイミングがないですが、シンプルなソウル上昇でダメージレースに貢献します。
後列に1枚いればいいので1枚。

出会いの場 ミズキ(1枚)

1コストと手札1枚で相手の控え室にクライマックス1枚を残して山札再構築させる効果と、レベル2以下相手の相打ち効果持ち。
逆圧縮効果目当てで1枚。

レベル3(10枚)

喫茶リコリコ クルミ(1枚)

登場時に相手のキャラを1枚バウンスするか、ストックを全て山札に戻してシャッフル後、山上から同じ枚数をストックにする、所謂光景互換をもじった効果を持っています。
本家光景効果に比べると強力とはいえませんが、バウンスとの選択ができるのはちょっと良いですね。
ピンポイント運用なので1枚です。

これからも続く日々 千束(4枚)

登場時に控え室からキャラを回収する効果と、アタック時にクライマックスコンボで3コストと手札1枚で再スタンドする効果を持っています。
レベル3で柔軟に立ち回るためのキーカードで、「これからも続く日々 たきな」のクライマックスコンボのコストになるため、このカードがどこにあるかは常に意識しておきましょう。
当然4枚採用です。

久々の再会 たきな(1枚)

登場時に山札の上から自キャラの枚数まで見て好きなカードを手札に加えられる自動効果と、アタック時に手札2枚をコストに1点バーンを与える自動効果を持っています。
フィニッシュのストックが足りない時や、クライマックスにアクセスしたい時に使用するサブアタッカーです。
ピンポイント運用なので1枚です。

これからも続く日々 たきな(4枚)

登場時1点ヒールと、対応クライマックスが置かれた時に手札の「これからも続く日々 千束」をマーカーとすることで、自キャラのパワーを+3000し、自身以外の自キャラに不確定バーン効果を与える効果を持っています。
「これからも続く日々 千束」に不確定バーンを付与することで、再スタンド時にもう1度使えるというデザインですね。
基本的には前列に1枚居れば良いので枚数を削ってもいいのですが、素引きできていると「これからも続く日々 千束」の回収効果を他のパーツ集めに使えるので4枚の採用としています。

クライマックス(8枚)

2人で過ごす日々(4枚)

「これからも続く日々 千束」「これからも続く日々 たきな」のクライマックスコンボで使いますので4枚です。
お好きな絵柄をお好きな配分でどうぞ。

凸凹な名コンビ(4枚)

「相棒 千束&たきな」クライマックスコンボで使いますので4枚です。

デッキの回し方

レベル置き場の色発生順は青→黄→赤が理想。

マリガン
「凸凹な名コンビ」と「相棒 千束&たきな」1枚までとレベル0はキープ。

レベル0
「酔いどれ?店員 ミズキ」「遊びに行こう 千束」「俺なりの正義 真島」でアタックしつつ、レベル1キャラを集めていきましょう。
手札の状況によっては「良好な変化 たきな」を後列に配置しておき、アタッカーを復帰させることも視野です。

レベル1
「相棒 千束&たきな」を2枚「喫茶リコリコ 千束」を1枚前列に配置し、クライマックスコンボを使っていきます。
後列に「名スタント ミズキ」や「良好な変化 たきな」を配置できればなお良いです。
「相棒 千束&たきな」効果で回収優先度の大きさは
レベル0:「ウォールナットの正体 クルミ」>「喫茶リコリコinハワイ ミズキ」>「良好な変化 たきな」>=「酔いどれ?店員 ミズキ」
レベル1:「相棒 千束&たきな」>=「喫茶リコリコ 千束」
レベル2:「喫茶リコリコ ミズキ」>「メールの真相を追え 千束」
レベル3:「これからも続く日々 千束」>「これからも続く日々 たきな」
といった感じです

レベル2
基本的にはレベル1の延長ですが、「喫茶リコリコ ミズキ」や「メールの真相を追え 千束」も使用して相手にダメージを入れていきましょう。
ストックを8まで積むことを意識しながら、手札に「これからも続く日々 千束」を2枚、「2人で過ごす日々」を1枚手札に抱えられればベストです。

レベル3
8ストック使える場合は「これからも続く日々 千束」を2枚「これからも続く日々 たきな」を1枚配置してのクライマックスコンボを狙います。
6ストックしか使えない場合は1面を「久々の再会 たきな」にするのが基本です。

終わりに

というわけでゲートカムバックのリコリコデッキ紹介でした。
特別秀でて強いという感じではないですが、盤面のやり取りも簡単な方なので、ストックの肌感を掴めれば扱いやすいデッキにはなったんじゃないかと思います。

次回は未定ですが「カードの使用制限に関するルールの変更の影響を受けたデッキについて何か記事にしたいなと思っています。

以上、ここまで読んでいだだきありがとうごさいました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?