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【WS】門扉電撃文庫

ご無沙汰しております。蒼流と申します。
まだまだ暑いものの、若干気温が下がったことで涼しいと錯覚させられている9月末です。

9月24日にブシロードTCG戦略発表会があり、新規参戦タイトルも発表されました。

筆者的には「電撃文庫」でもらえた新規があまりにもショボかったので「青春ブタ野郎シリーズ」の追加が決まって一安心です。

今月は電撃文庫とぼっち・ざ・ろっく!のトライアルデッキ&ブースターパック、THE KING OF FIGHTERSのプレミアムブースターが発売されました。
いずれも可能性を感じるカードは収録されているものの、デッキ全体としてはまとめきるのが難しいプールに抑えられている印象です。
昨今のインフレで強デッキに慣れつつあったプレイヤーにとっては物足りなさを感じる一方で、これくらいのカードパワーの方が健全だとも思っています。
先日に公開された「推しの子」の収録内容がちょっとカードパワー的にヤバそうな気がするので一波乱ありそうですが…?

閑話休題、今月頭に発売されてから調整をしていたゲートカムバック構成の電撃文庫デッキについて書いていこうと思います。
※時折互換名や俗語が出てくるので、それらがわかる人だと読みやすい内容です。


前置き

トライアルデッキ2種とブースターパック1種ながら合計200弱の種類カードがあるので若干プールは広めですね。

ほぼ確定枠のカードとしては、光景互換である相手のストックと山札に干渉できる効果を持つ「手乗りタイガー 大河」と緩い早出し条件でのヒールができる「境界線上の二人 ホライゾン」の2種類が挙げられます。
どちらもプールにあると嬉しい効果のカードですが、+αでついているテキストも優秀です。

レベル0はオカ研互換となるレベル1以下サーチを持つ「テレアポ勇者 恵美」、フカ次郎互換の山札削りと前列レベル0除去効果を併せ持つ「破滅の魔女 サーシャ」、ドキテマ互換の回収効果とパワーパンプを併せ持つ「純白のシスター インデックス」といった、優秀なシステム効果を持ったカードが数多く収録されています。

パワーの出るアタッカーとしては同名サーチとレベル&パワーパンプを持つ「安達としまむら」、リバース要求ではあるもののデッキトップ2枚からレベル0を召喚できる可能性がある「不適合者 アノス」、デメリットは重いものの、回収効果も併せ持つ「二科生 幹比古&美月」あたりが候補に挙がりそうです。

レベル1のクライマックスコンボ持ちは対応クライマックスのアイコンなども考慮すると、リバース要求だが枚数的なリターンが大きい「大食漢 大河」、トレジャー対応で発動条件が緩い「エロマンガ先生 紗霧」、こちらもリバース要求だがゲート対応かつ手札と山札の質を担保しやすい「戦略級魔法師 達也」が候補になると思います。

また、「獅子王機関の剣巫 雪菜」はレベル2ではありますが、「世界最強の吸血鬼 古城」と併用することでレベル1から登場し、パワー10000を2体並べつつ、不確定ではありますがアドバンテージの獲得も狙えます。

昨今のヴァイスシュヴァルツで鍵を握るレベル2はあまりやることがないですが、早出しヒールの「境界線上の二人 ホライゾン」やレベル応援とレストパンプに加えて「手乗りタイガー 大河」と「それぞれの想い 実乃梨&大河&亜美」のストック消費を抑えられる「共同戦線 竜児&大河」で平均レベルよりちょっとくらい優秀です。
「エロマンガ先生 紗霧」を採用している場合は「素敵な出逢い ムラマサ」で盤面と取りつつ手札を整えるのも良いでしょう。

レベル3のクライマックスコンボ持ちについては10種類と多めに収録されていますが、安定して強力な詰めを行えるカードがないので平均レベルといったところでしょうか。

「愛在る者 シャナ」は3面使えれば強力なフィニッシャーになりえるポテンシャルはあるものの、盤面もできるだけ埋めたい効果な上にコストが手札2枚カットと条件が厳しく、運用が難しいカードです。

安定して3面を狙っていけるフィニッシャーとしては「それぞれの想い 実乃梨&大河&亜美」「とある休日 明日奈」「人生相談 桐乃」あたりが候補になってきますがコストが軽い分エクストラダメージも控えめになります。

構築コンセプト

せっかくなので最大出力の高い「愛在る者 シャナ」をフィニッシャーに設定したデッキを作成することにしました。

最大値としては「愛在る者 シャナ」3面を目指しますが、リソースが足りない場合でも1面を「手乗りタイガー 大河」にすることである程度の詰め性能は確保できます。

「愛在る者 シャナ」を3面するには「愛在る者 シャナ」×3と対応クライマックスである「蒼炎」に加えてアタック時に手札コスト6枚の合計10枚が必要となるため、前ターンの終了時に手札上限である7枚を持っていたとしても、クロック2ドロー+αが必要となってきます。

メインフェイズ中に集中を当てるorトリガーチェックでクライマックスを捲るなどで+αを満たせる可能性はありますが、不確定のため別途手札の増強手段が必要です。

ピーキーではありますが「もしもの物語 加奈子」をリーサルターンの前に前列へ配置しておくことで、2ストックをコストに手札を2枚確保できるため、ダメージ的に問題がなさそうな場合にほぼ確実な手札コストの確保を狙うことに。

3面を狙う場合にはリーサルターンでクライマックス交換を使用する余裕がないことが多く、少しでも「蒼炎」に触れる可能性を増やしたいということで、もう片方のクライマックスアイコンがゲートである「戦略級魔法師 達也」を選択。

リバース要求のクライマックスコンボとなるため、パワー補助ができる「Anniversary アリス」と高パワーの相手でも戦えるサブプランとして、レベルX相殺の「切なる願い シャナ」を採用することで、リバース要求の不安定さをカバーしていくことにしました。

デッキレシピ

デッキログ:https://decklog.bushiroad.com/view/4Y46T

採用カード説明

レベル0(17枚)

《プロミネンス》 ニコ(1枚)

1ストックと手札のクライマックスをコストに控え室のクライマックスを回収する効果と、登場時に自身のパワーを+1500する効果を持っています。
クライマックス交換枠として1枚採用。

王都への旅 ジェス&豚(2枚)

1ストックと自身レストをコストに控え回収の4枚集中を行う起動効果と、自分のクライマックスを発動した時にデッキトップを2枚任意の順番にする自動効果を持っています。
集中枠として2枚採用。

テレアポ勇者 恵美(4枚)

自ターン中に自身のパワーを+1000する永続効果と、登場時に1ストックと控え室のキャラをクロックに置くことをコストとしてレベル1以下のキャラをサーチする効果を持っています。
所謂オカ研互換で、序盤に使いたいので最大枚数の4枚。

もしもの物語 加奈子(1枚)

相手のアタックフェイズ始めに2ストックをコストに自身と自キャラ1体を手札に戻せる自動効果を持っています。
余裕がある場合にリーサルターンの前ターンに使えればいいので1枚採用。

プレイヤー・キラー レン(1枚)

登場時にレベル置場と控え室のカードを入れ替えられる自動効果と、1ストックと自身を控え室に送ることで4ルックしてレベル1以上のカードを手札に加える効果を持っています。
経験達成の補助役と山札削り要員として1枚採用。

破滅の魔女 サーシャ(4枚)

アタック時に自分のデッキトップを確認し、それがレベル1以上なら相手前列のレベル0を除去できる自動効果と、舞台から控え室に送られた時に手札1枚をコストに4ルックしてレベル1以上のカードを手札に加える効果を持っています。
所謂フカ次郎互換に除去効果のオマケがついています。
リバース時誘発効果持ちや移動キャラを除去できる可能性があるので、オマケとしては結構優秀です。
ドキテマ互換である「純白のシスター インデックス」とのシナジーもあるので、今回は4枚の採用。

純白のシスター インデックス(4枚)

登場時に手札1枚をコストにデッキトップを公開し、そのカードのレベル以下のキャラを控え室から回収する効果と、アタック時に他の自キャラにパワーを+1000する自動効果持ち。
所謂ドキテマ互換にアタック時パンプがついていています。
デッキトップ確認で「破滅の魔女 サーシャ」の除去効果が発動するかが分かるので若干のシナジーもあります。
強気のマリガンもできるようにしておきたいので4枚採用。

レベル1(10枚)

切なる願い シャナ(4枚)

リバース時に対面が控え室の「愛在る者 シャナ」の枚数以下のレベルならリバースさせる自動効果と、登場ターン中に対面がリバースした場合に1ストックをコストに4ルックしてキャラを手札に加えつつ、自キャラにパワーを+1000する自動効果を持っています。
理論上はレベル4までは相殺できますが、「愛在る者 シャナ」が常に控え室にあるわけではないので、レベル2相殺くらいが現実的です。
パワーで上回れない相手に対して投げていきつつ、手札消費を抑えることが可能です。
レベル1のクライマックスコンボがリバース要求で、高パワーのキャラを並べられると厳しいため、積極的に盤面を崩していけるように4枚採用。

戦略級魔法師 達也(4枚)

自ターン中に自身のパワーを+2000する永続効果と、クライマックスコンボで対面をリバースさせた際に手札1枚をコストにキャラを2枚サーチする自動効果を持っています。
リバース要求ではありますが、山札の圧縮率を上げながら質の高いカードをサーチできるので発動できればかなり強力です。
クライマックスコンボ枠として4枚採用。

Anniversary アリス(2枚)

登場時に自分のデッキトップを確認し、キャラか特定イベントなら相手の前列キャラのパワーを-1500する自動効果と、自分のクライマックスが発動した時に自身のパワーを+4500する自動効果を持っています。
若干不確定ではありますが、全体に1500のパワー補正をかけつつ、クライマックスがあれば標準ラインになれるカードです。
パワーラインの調整役として2枚採用ではありますが、ここについては自由枠なので環境に合わせて入れ替えていきたいですね。

レベル2(3枚)

共同戦線 竜児&大河(2枚)

レベル×500応援の永続効果と、自身レストをコストに自キャラのパワーを+2000し、マーカーが3枚以下なら控え室のキャラをマーカーにする起動効果に加え、「手乗りタイガー 大河」か「それぞれの想い 実乃梨&大河&亜美」の登場コストを払う際にマーカー2枚を1ストックの代わりにコストにできる永続効果を持っています。
レベル応援にレストパンプだけでも優秀ですが、マーカーによる控え室圧縮に加えてストック補助能力もあるので無駄がありません。
レベル2中になるべく後列へ配置したいので2枚採用です。

後輩と先輩 達也&真由美(1枚)

登場時に自分のデッキトップを確認してキャラだったら相手の前列キャラのパワーを-6000する自動効果と、自身がリバースした時に対面キャラのレベルが相手のレベルより高い場合にそのキャラを山札の下に送る自動効果を持っています。
複数面のレベル3キャラを早出しで展開してくるような相手への対応が難しいデッキのため、2面分の圧力を与えられるということで1枚採用。
こちらも自由枠になるので環境に合わせて入れ替え推奨。

レベル3(12枚)

手乗りタイガー 大河(4枚)

バトル中にお互い助太刀の使用を不可にする永続効果と、登場時に1ストックをコストに相手のストックを全て控え室に置き、同じ枚数をデッキからストックへ置かせる効果か、1点バーンを与えた上で自身のパワーを+2000する自動効果を持っています。
光景互換効果が刺さらない場合でも1点バーンで一定の活躍ができる優秀なカードです。
本来なら2枚でも十分ですが、経験達成の関係でレベル置場へ気軽に置きたいのとこのカードを手札に加える労力を下げられるので4枚の採用。

愛在る者 シャナ(4枚)

登場時に1点ヒールできる自動効果と、クライマックスコンボで手札2枚をコストに4ダメージを与え、キャンセルされた場合は相手の控え室のカードを他の自分の盤面キャラ枚数だけデッキに戻せる自動効果を持っています。
経験6が必要ですが、「切なる願い シャナ」が控え室のこのカードの枚数を参照するのでレベル置場には置かないようにしたいです。
クライマックスコンボ枠として4枚採用。

境界線上の二人 ホライゾン(4枚)

自分の盤面キャラが4枚以上なら手札の自身のレベルを-1する永続効果と、相手の後列のキャラ1枚につき自身のパワーを+1000する永続効果、登場時に手札1枚をコストにクロックを1枚手札に戻せる自動効果を持っています。
緩い条件でヒールしつつ手札を整えられ、クロック回収に種類の縛りがないためクライマックスやイベントも手札に加えられる器用なカードです。
本来なら2枚程度で十分ですが、経験達成の関係でレベル置場に置きたいので4枚採用です。

クライマックス(8枚)

蒼炎(4枚)

「愛在る者 シャナ」のクライマックスコンボ用に4枚。

来訪者との衝突(4枚)

「戦略級魔法師 達也」のクライマックスコンボ用に4枚。

デッキの回し方

レベル置き場の色発生順は青(境界線上の二人 ホライゾン)→赤or黄(手乗りタイガー 大河)を状況に応じて。

レベル0
マリガンは「戦略級魔法師 達也」「来訪者との衝突」とレベル0はキープ。
「来訪者との衝突」を引けていない場合は「純白のシスター インデックス」のみキープも選択肢です。
「破滅の魔女 サーシャ」と「純白のシスター インデックス」でアタックしつつ、相手のレベル0キャラ除去を狙っていきます。
「テレアポ勇者 恵美」も併用して「戦略級魔法師 達也」を集めていきます。

レベル1
「戦略級魔法師 達也」のクライマックスコンボで手札を補充しつつ、レベル1のアタッカーや「王都への旅 ジェス&豚」「共同戦線 竜児&大河」「境界線上の二人 ホライゾン」あたりを集めていきます。

レベル2
隙があれば引き続き「戦略級魔法師 達也」のクライマックスコンボを狙いつつ、「切なる願い シャナ」「境界線上の二人 ホライゾン」でアタックしていきます。
適宜「愛在る者 シャナ」「手乗りタイガー 大河」を集めつつ、8ストック貯められる見込みなら「もしもの物語 加奈子」を配置し、手札を確保します。

レベル3
「愛在る者 シャナ」のクライマックスコンボでリーサルを狙います。
3面しない場合は「手乗りタイガー 大河」で光景互換や1点バーンを使うことでリーサルレンジを縮めていきましょう。

終わりに

というわけで電撃文庫の門扉(ゲートカムバック)デッキでした。

割と平凡な構成のデッキにはなりましたが、ちょい強カードがチラホラあるので悪くはない感じです。

来月はシャナのプレミアムブースターで追加されるカードを使ったデッキでも記事にしようかなと思います。

以上、ここまで読んでいだだきありがとうごさいました。

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