執行役員と取締役の違い分かりますか?

 今回は本の紹介ではなく、知っているようで知らなかったことを共有します!言われなくてもわかっているっていう人はスルーしてください(笑)

 いきなりなんのこっちゃって感じだと思うのですが、以前紹介した、
『これからの会社員の教科書 田端信太郎』の中に、

執行役員と取締役の違いを知っているか?(本書188p)

という問いかけがありました。
 私はだいたい雰囲気ではわかっているつもりでしたが、いざ知らない人に説明してみろと言われたらできません。
 著者の田端さんが「ビジネスの一般常識としてこの違いを知らないとやばい」とおっしゃっているので、今回は読んだ本からさらに深堀してみたことを共有できたらなと思っています!
 自分もこの違い説明できないな…と思った方はぜひ参考にしていただければと思います!

 そもそもなぜ違いをわかっていなければいけないのか…

 執行役員と取締役は、サッカーで言えば、キーパーとディフェンダーくらい違うものです。
 つまり、相手の役割を知らずして試合はできませんよねって話です。
 ビジネスシーンに置き換えると、名刺交換の際などに、その人の肩書を見て、その人の役割や序列がわからないと、その人との交渉は始まらないってことです。

 では違いを説明していく前に、そもそも大前提、株式会社は誰のもの??というところを少し触れます。
 株式会社はその名の通り株主のためのものです。株主のために経営されるべきものが株式会社です。株主のためになるように、結果的に従業員や取引先や地域の人々ともきちんと関係を築き上げていかなくてはいけませんが、極論は株主のためです。そこをまず抑えてください。

 そして本題。

 会社が株主のためにきちんと経営されているのかどうか、会社を見張る役割をしているのが、取締役です。
 取締役は決して社長の部下ではありません。株主の部下、株主の利益の代理人として存在しています。
 一方で、執行役員は業務を執行する人、業務を実行する人たちの中での幹部層のことを指します。
 もっと身近でわかりやすく、取締役と執行役員の違いを説明すると、

社長=キャプテン
執行役員=グラウンドに立ってプレーする人 
取締役=ベンチに座っている監督(経営監督) 

こんな感じです。
 そのため、執行役員会のような会議では、ある議題に対して反対が多かったとしても、社長が絶対やると言えば反論することはできないのですが、取締役会においての意思決定の際には、社長が賛成したとしても、反対している取締役の数の方が多ければ、それは否決されます。
 つまり、取締役会では社長が言ったことがすべてではないのです。なぜなら、社長はキャプテンで、取締役は監督だからです。

 ちょっと話はずれますが…

 社長とかCEOとか常務とか専務などもよく聞く言葉だと思いますが、これらは法律的には意味がありません。会社の中で役割をわかりやすくするために作られたまでの言葉です。
 法律的に意味があるのは、代表取締役取締役。それ以外は、使用人・従業員です。法律的に意味があるものなので、代表取締役や取締役というのは勝手に名乗ることはできません。

執行役員と取締役のイメージが少しは沸きましたでしょうか?(笑)

 こんな感じで、よく聞くビジネス用語だけど意外と説明できないものは多いと思います。この自宅待機期間でしっかりと用語の意味まで把握しておきたいですね!

 ちなみにこのnoteの内容は田端さんのYouTubeをまとめたものです!
 今回のnoteは自分の頭を整理するために書いたようなもので、なかなかうまくまとめられた自信がないので、興味ある人はぜひYouTube見てみてください!(笑)






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