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ホチキスペグ(紙飛行機)

今回の記事は紙飛行機の1種、「ホチキスペグ」とその流れにある簡単機についての紹介です。


ホチキスペグって?

ホチキスペグはホチキス(ステープラー)ペーパーグライダーを略したもので。
基本的には一枚の紙を切ってホチキスで固定して作る組立て式紙飛行機の1種です。

先日亡くなられた二宮康明先生が考えられた簡単に作れてよく飛ぶ紙飛行機になります。僕はホチキスで作らないものもまぁ似たようなデザインのものはホチキスペグって呼んでますが、厳密には違います。

組立て式紙飛行機は折り紙飛行機と違い作るのは難しいですが、高性能です。折り紙はよく飛んでも20秒くらい、外ではあまり飛ばせません。
そこら辺の違いはWikipedia見てください。(ここ)

ホチキスペグは組み立て式でありながら、簡単に作れて尚且つゴムカタパルトが使えるので調整次第ではかなり飛びます。まぁ、楽しいってことです。

二宮さんのホチキスペグ

有名な二宮康明さんの本です。まぁこれ買えばかなり堪能できます。

ここからもN-2214がDLできますがメールマガジンの購読が必要です。僕も購読してます。

N-2214

僕はちょっと改造して作っています。
この機種は作りやすいのですが、調整がかなり厳しいですがうまくできればよく飛びます。構造上(他の機種と比べて)少し強度が弱いですがまぁ気にしないレベルです。こいつはケント紙255kgの紙で作ります。
僕は無茶苦茶作ってます。

TRAINER2 (紙飛行機デザイン工房)

長松康男さんのデザインしたTRAINER2です。
紙飛行機デザイン工房フリーダウンロードからDLできます。

TRAINER2

練習機(TRAINER2)という名前ですがほとんど調整しなくても凄い飛びます。重心を調整すれば垂直上昇も可能です。
TRAINER2はフリー版だけでなく長松康男さんの通販ショップで買えるプレカット版やAMAZON等で売ってる書籍バージョンとあって、僕は書籍バージョンが一番好きです。
書籍版はその他いろいろな機種があるので作って楽しいです。僕は定期的に買ってます。

TRAINER-CX

キャノンCreative Parkにある長松康男さんの紙飛行機です。

TRAINER-CX

これTRAINERのシリーズというか書籍やショップで売っているMIRAGE-Xのバージョン違いですね。
TRAINER2と違って調整が難しいですが、豪快な飛び方します。TRAINER2はややゆっくり目に滑空しますが、こいつはスピーディーです。
デザインがほぼ同じなのになんでこんな違い出るか不明です(僕の作り方かな?)

天白君

http://tpap.web.fc2.com/ 格納庫にあるてんぱくくんです。

てんぱくくん

小さくてかわいい奴です。でも、垂直上昇で20-35mは稼げて軽快に飛びます。
後ろの下げ角の調整がキモでなかなか難しいです。打ち上げ時にはまっすく飛ぶように頭下げになるように後部中央ぶを調整して、頭頂部で水平飛行になったときにちょうど良く滑空するように尾翼を調整するのですが難しい。僕は仕方ない時は重心を少し前にしてごまかしたりします。

こいつは大好きでもう100機は作ってます。まあ紛失が非常に多いのですが、それもよく飛ぶからでしょう。

このHPではほかにもよく飛ぶ奴があるので好きです。

カラス号

香川紙飛行機を飛ばす会のカラス号です。
いい写真が見つからなかったです。すみません。

カラス号

カラス号 
カラス号typeR
typeRは垂直上昇機です。僕はホチキスペグを作るときはホチキス使わずに接着して作るのですが、こいつはホチキスで作ったほうが飛ぶような気がします。癖のない機種であまり調整はいりません(TRAINER2なみに)
他の機種は大抵180kgのケンランケント紙で作りますが、255kgの厚めの奴で作ったほうが飛びは少し悪くなりますが安定します。
何故か尾翼がヘタレやすく数回飛ばしていると尾翼の折り目がへなへなになるときがあります。

岩槻紙飛行機クラブ hochi2009

hochi2009

岩槻紙飛行機クラブのhochi200です。僕の最高のお気に入りです。
初めて作って飛ばした1回目でMAX(60秒、紙飛行機の大会の規定で60秒以上は測定外)叩き出しました。ちなみに僕が初めて出したMAX記録になります。普通に飛ばしても30秒台をキープしてます。

プラ胴機

最近も3Dプリンターで胴体を作ったバージョンを作りました。
まぁ、ホチキスペグにしてはかなりデカい・オーソドックスで安定感のあるデザイン・大きさの割に軽いと条件がそろっているので普通の組み立て式紙飛行機と同レベルに飛びます。
大きいので紙を255kgで作らないとゴムカタパルトに耐えられないです。
でも、他の機種を拡大して大きくすると強度が持たなくなるので弱いわけではないです。
残念なことに現在、岩槻紙飛行機クラブのHPはなくなって型紙がDLできなくなってます(魚拓でかろうじて拾えますが)
もったいないので、こっそりgithubにおいてます。問題あったら連絡ください。削除します。

BOOG-RX

BOOG-RX

これも長松康男さん作成のものです。書籍あるいは通販ショップで購入できます。
ジェット機のようなデザインなのですが、意外とゆっくりと優雅に飛びます。滑空性能がいいの高く上げなくてもゆっくりと沈下しながら飛ぶので、みていて楽しいです。

RING-X3

これも長松康男さん作成のものです。同様に書籍あるいは通販ショップで購入できます。

RING-X3

独特のデザインで見てるだけでも楽しいですが、優雅にふわっとした飛び方をします。なぜかほとんど調整しなくても飛ぶというかちょっと変形しただけでは飛び方が変わりません。

プラ胴機

これも胴体を3Dプリンタで作ったバージョンを作ってみました。
プラ胴機を最近よく作るのですが、まだオリジナルの方が良く飛ぶので研究中です。

ホチキスペグの作り方

これはここで解説するより長松康男さんの紙飛行機デザイン工房のHPを見たほうが詳細に説明されてるのでご覧ください。
まぁ、ホチキスペグは組み立て式紙飛行機と違ってそんなに丁寧に作らなくて気軽に作ったほうが楽しいです。

最後に

紙飛行機も僕の趣味の一つですが、最近目が悪くなって飛ばしても紙飛行機が飛んでる姿が見えなくなって悲しいです。競技用機でぎちぎちに作りこんでも肝心の飛んでる姿がみれないのが悲しいというか、視界没(飛びすぎて見えなくなってロストする事)ならともかく普通に飛ばしてなくすことが増えたので、最近はホチキスペグのように気軽に作れてそれなりに飛ぶ奴を作ることが増えてます。
まぁ、こんな事もしてますっていう記事です。



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