S「最愛」
スピード感が好き。演出のテンポの良さもそうだけど
1,2話終わってもうこのドラマやることなくない?と騙されてしまった。
それくらい凝縮されているが、決して早足ではない。
最愛なんて大仰で陳腐なタイトルだなと思っていた自分が恥ずかしい。
観終わった後は、自分の最愛は何だろうと想いを馳せざるを得ない。
私は自分の愛する人たちに、きちんと愛を持って接しているだろうか、大切に出来ているだろうか。
あぁどうか幸せな人生を、と只々願う人を最愛の人と呼ぶのであれば、顔が思い浮かぶ人たちがいる。それだけで良い人生なんだと思えるようなドラマだった。
そして過去と現在、この組み合わせのバランスが絶妙だなと思った。
観たいところで丁度その人の過去が出てくる、
あの時って本当はどうだったの知りたいとなったところで真実が少し開示される。
全てを詳らかにするわけでは無いので、想像の余地が残る。
この余地がとても心地良かった。
最後にあの被害者の父親をクズにして、可哀想に思う余地を無くしてくれたのも
それはそれで凄く良かったが。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?