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雑談は自然な流れなので雑談だということ

 リモートワークが増えてくると、メンバー同士のコミュニケーションが疎になってしまうことで対面で向き合って仕事しているときにくらべて状況などの把握が難しいという話をよく聞きます。

 実際そうだと思うますが、だからといって無駄にコミュニケーションする機会を1on1で作るというのは違うと考えます。もともとオフィスに出社するときに発生していたコミュニケーションで重要だったのは与えられた機会ではなくて偶発的な会話から発生するものだからです。

 たとえば、休憩スペースでコーヒーをたまたま一緒に飲んでいた普段一緒に仕事しない人との何気ない会話であったり、自席で仕事していると後ろから聞こえてくる「これどうしましょうか」という会話に気づいて首を突っ込む場面などです。

 つまりはリモートワークであっても同じで、用意された時間、場面ではそういった会話しか生まれません。そういう意味ではリモートワークでslackだけでいい感じにコミュニケーションを取ろうとしても偶発的な会話は生まれないので、Gatherのようなバーチャルオフィスを使ったほうが自然な雑談、会話の機会が生まれる可能性は高いと思います。

 自分は、デイリーのスタンダップミーティングのような場面で全員が集まるまでに「今日の寒さわけわからんよね」といったある意味どうでもいい会話を投げることで対面で発生していたような何気ない本当の雑談ができないかと模索しています。実際意外と盛り上がることもあります。

 コミュニケーションを増やすために1on1を設定しているというのであれば本当の意味での雑談レベルの会話も出てこないと思います。一度何を解決するためのコミュニケーションなのかを考えるのは大事ですね。

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