ポイントカード
「ポイントカードをお作りしますか?」
お会計の時に聞かれる言葉である。
僕はこの言葉が苦手である。
ポイントカードを作ることは別に悪いことではない。
問題はそのタイミングだ。
「ポイントカードをお持ちですか?」
店員はまずこの質問を投げかけてくる。
もちろんこの質問は何の問題もない。
持っているなら「持っています」、持っていないなら「いいえ」と答えればいいのだ。
簡単なことである。
問題はこの後の展開である。
「ポイントカードをお作りしますか?」
これが初めて来た店ならいい。
どんな特典があるとかそんなことを聞きながら、作るか作らないかを決めることが出来るからだ。
しかし、これがよく行く店なら話は別だ。
「ポイントカードは作らない」という意思表示を示しているのにも関わらず、定型文のように「ポイントカードはお持ちですか?」+「ポイントカードをお作りしますか?」のWコンボを決めてくるのだ。
まるで、意地でもポイントカードを作らせようとする気概を感じる。
確かに、ポイントカードを作れば数多くの特典を受けられるなどいいことずくめなのは承知している。
近年は「ポイ活」といって、ポイントを貯めてお得に買い物をする方法がテレビなどで紹介されている。
しかし、中には作りたくない人もいるのだ。
そういう意思表示をしているにも関わらず、作らせようとするのはどうかと思う。
もう1つはタイミングである。
この質問は大抵お会計の時に聞かれる。
この時というのは、早く帰りたい時でもあるのだ。
その時にこの質問を投げかけられるのだ。
絶対に無視できない状況である。
この時に後ろにお客さんがいた場合、そのお客さんを待たせてしまうことになり、周りに迷惑をかけてしまうことになる。
これを解消する案として僕が提案するのは、ポイントカード専用の窓口を作ることである。
これならもう質問を投げかけられることもないし、作りたい人だけがポイントカードを作ることが出来る。
なかなかいい案だと思う。
ぜひご検討下さい。
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