組織の活性化

少し前に何かの会議で活性化について話すことがあったのだけど、ポスターとか標語の確認をして終わりそうだったので、最後に“これは何を解決しているのだろう”と素朴な疑問が浮かんだ。とりあえず毎4半期やっているものの延長だと聞いて、違和感を覚えた。今はリモート中心だから尚更だ。
確かに、会社全体で見てもポスターにキャッチーな標語をつけているのは増えた。活性化の型として、オーナーシップを持って、事業を推進することはいいことだ。でも、目的がはっきりしてないと表面的な盛り上がりはあるかもしれないけど、効果は薄いかもしれない。何もやらないよりはいいけど、本来活性化は、読んで字のごとく組織のカンフル剤になるような施策になるべきだと思う。

話は変わるけど、新入社員が入社し、各部署に配属された。日報を読む限り皆一生懸命頑張ってくれているみたいだ。先輩社員もそれに触発されて部署全体に活気が出る。毎年そうだけど、いつもフレッシュな気持ちになるのは何故なのだろうか。人は少なからず人から良いように見られたい。気合の入った新人たちが入ったら、それに応えようと先輩も気合が入る。

昔、Zの創業期に皆スーツだった時代で、ワイシャツにシワがついていたり、お世辞にもキレイとは言えない状態だった。営業の会社なのにそんな状態なのが嫌で社員に口が酸っぱくなるほど改善するように言った。注意した直後は改善するけど、少し時間が経つと元に戻る。どうしたものかと悩んでいた時に、たまたま女性のアルバイトが入社したら、皆とても小綺麗な格好で来るようになったのを思い出した。

こういった現象は日常を思い返すと結構あることに気が付く。そういったフレッシュな刺激や気づきを形にしていけば、組織が活性化するヒントになるかもしれない。

僕自身も、新卒の日報を毎回見ていて、日々の奮闘を見て刺激をもらっている一人だ。今年の新卒に山内君という同姓の新人がいる。 日報に“昼に炭水化物食べると眠くなる”みたいなこと書いていて、読んだ時間を返せと思ったけど、それほど感情移入していることに気づいた、笑


活性化と言えばポスターと決めつけるのでは無く、活性化を始めとする既存のルーティンな取り組みを丁寧に見直してみると、色々改善の余地はあるかもしれない。

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