🐴期待していた2頭の出資馬の話

2023年8月、出資当時めちゃくちゃ自信のあった2頭の未勝利引退が決まった。

ヴァンビスタ、アッシュフォード、どちらも期待通り光るところもあったけど、それよりも噛み合わないことが多すぎた。

ヴァンビスタは2歳前半までは期待通りの成長をしてくれた。
バスラットレオンやキングエルメスでお世話になっているチャンピオンヒルズの厩舎長からもお墨付きをいただいていたし、フェルトダート坂路を楽に14-14で上がる馬なんて、まさしくバスラットレオン級だし、実際に勝ち上がったミスティックロアとレジェンドシップの2頭よりもチャンピオンヒルズでの動きは良かったはず。
夏頃にはかなり仕上がりつつも1発回答を求めてデビューは遅くなり、結局12月に。
とにかく初めてに弱い気性だけにデビュー戦が上手く行かないのも想定はしていたけど、慣れればトレセンでも大丈夫だろうと思っていた。まさかデビュー戦でこれほど重い怪我をして、ここまで蹄が弱いとは…
最終的にはまるで適性とは思えない芝2000mで、かかって逃げバテで終了。
蹄蹄と言いつつも、7月半ばから2戦使って最後も除外にならなければ走ろうとしていたわけで、もし早くデビューできていれば、使いながら慣らしていければ、せめて怪我がなければ、とか色々考えてしまうな。

アッシュフォードはそもそも晩成タイプだったんだろうけど、それを抜きにしてもキャリアで良馬場で走れたのは1回だけ。しかもその時も雨が降ってた。
外弧歩様が気にならないくらい柔らかい歩きに惚れて出資した馬だったから、晴れた良馬場で走らせてあげたかったな。芝ダート迷走してたのも、特殊な馬場ばかりで適性が掴みにくかったからだと思う。
1つ勝てれば、4歳5歳とこの先楽しめただろうし、そのチャンスが掴めなかったのは残念…

具体的に名前を出すとバスラットレオン、キングエルメス、ラスールとか、自分の期待だけでなく関係者の評価も高かった出資馬は、調子を崩したり怪我したりと順調ではないこともあるけれど、まずは当然のようにしっかり勝ち上がっていた。
それもあってどこか甘く見ていたところがあるのかもしれない。
単純な身体能力だけではない。
性格、怪我、天候、メンバーやレース展開、厩舎の方針等…
1つ勝つことの難しさを改めて思い知らされました。

今後はヴァンビスタは繁殖へ、アッシュフォードはサラオクでおそらく地方へ。
2頭が新しい舞台で長く活躍できますように祈っています。

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