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ずんぐりむっくりな“食べごろ”シルエット。45mmのMRランナー「Cooper」とは?

※掲載されている写真はすべて試作品です。実際の製品とは異なりますので、ご了承ください。

いつもありがとうございます。

ビルダーの武田です。

この度、新作クランクベイト「Cooper」をリリースする運びとなりましたので、ご報告させていただきます。

Cooperのスペック

※写真は開発中のプロトタイプです

全長:45mm
自重:5/16 ozクラス
潜航深度:4-5ft
リップ:1.0mm サーキットボード
フック:カマキリトレブル84X #6

かなりざっくりまとめると

全長45mm・9gのMRダイバー

という感じです。詳しくは以下に続きます。

名作「ダイビングキラーB1」をベースに再解釈

サンプリングしたのは、偉大なるバグリーの名作

ぶっちゃけた話、本作のモチーフとなっているのは、ダイビングキラーB1(バグリー)です。

「二郎系インスパイア」なるラーメン屋が存在するのと同じく、クーパーは「キラーB1インスパイア系」ルアーです(笑)。

ふとっちょボディの「B」シリーズに比べると、なんとなく存在感の薄い「キラー」シリーズですが、僕はこのちょっぴりスレンダーな独特のボディラインが好きだったりします。

とくに「B1」は、日本のフィールドコンディションに広くマッチするサイズ感と潜航深度。

なおかつ引き抵抗も重すぎず、根掛かりもしにくい。とにかく使いやすい子で、フィールド問わず重宝します。

浮力ではなく、リップで躱す

約45°の角度に設定されたリップは、「潜らせる」という目的よりも、フロントフックを障害物から守るために活躍していると言っても良いでしょう。

このダイビングキラーB1をベースにし、ビルダーなりの解釈を加えて製作したのが、クーパーというわけです。

スーパード○イよろしく、求めたのは“キレ”!

本家は厚みのあるポリカーボネートリップですが、1.0mmの基盤リップを搭載。

リップは薄ければ薄いほどキレが増しますが、カバーに絡めたり、ボトムタッチを前提としているため、少し厚めの1.0mmを採用しました。

フラストレーションの軽減が目的

また、ダイビングキラーB1は#6以上のフックを合わせると、前後の絡みが頻発するという弱点があります。

そこでフロントフックのアイを限界まで前方に配置し、前後#6を合わせてもトラブルが少ないようにレイアウトしました。

アクションは、ウォブとロールが5:5という具合。

直進性を犠牲にしない程度にアクションを最大化し、カバーに潜んだバスにアピールしようという魂胆です。

それに、わかりやすく手元にバイブレーションが伝わってきたほうが、モチベーションも継続しますしね。

季節・フィールド問わずな便利屋

春のシャローで釣れたナイスサイズ @三島湖

もはやメーカーや国、地方によっても解釈が違いすぎて、「そもそもなにがフルサイズで、なにがタイニーで、なにがジュニアなん?」状態になっている、昨今のルアー事情。

45mmというサイズ感。自分の中では小さめのクランクベイトを作ったつもりでしたが、現在の市場的にはこれがノーマル? なのでしょうか。

河川、野池、ダム……正直、どこでも通用すると思います。

どれだけ講釈を垂れようが、結局のところストレートなMRクランクベイト。フィールド問わずという感じです。

かわいいサイズからのエンゲージメントも高し。
「釣れるサイズを選べない」とも言えちゃいますが…

難しいロッドワークとかは、あまり考えずに使っています。魚がいそうな場所に目掛けて投げ、グリグリ巻くだけ。

リールを巻く手に抵抗を感じ、「なんか引っかかりそうだな」と思ったら止めて浮かせてみてください。浮力は確保しているので、ある程度はかわしてくれるはず。

軽量で若干リップも長いので、タックルによっては投げにくく感じるかもしれません。

そこは回転のいいシャロースプールのリールを使うことで、リカバリーできます。

以下に推奨タックルを紹介しておりますので、参考までにご一読ください。

推奨タックル ※参考までに

軽量級をキャストできるロッドがあれば、なお良し

L〜MLクラスのカーボンかグラスロッド。それにシャロースプール、もしくは径の小さいスプールが搭載されたリールがおすすめです。

ラインは10〜12lb。フロロでもナイロンでもOK。仮にがっつりカバーを攻めるなら、12lbが安心ですね。

どんな釣りをしたいかでタックルは変わります。

別にスピニングタックルで使ってもらってもいいですし、飛距離を犠牲にして太めのラインを採用するのもOK。「これ!」っていう正解はありません。自由に使ってください。

名前の由来

猟犬っぽい名前(バウ!)

Cooper(クーパー)は、米国で犬の名前として人気があるようです。

犬といえば、はるか昔から狩猟におけるパートナーだったりします。僕の釣りに置き換えると、パートナー=クランクベイトなので、そのあたりのイメージとマッチしたというわけです。

するどい嗅覚で、魚を連れてくる・捕らえてくるみたいな。

言葉自体には「木製のタルやおけを作る人」という意味もあるみたいで、そこもハンドメイドルアーと親和性が高かったり…

MIN Cooper=「コンパクトで力強い走り」という、刷り込みもあったりで。

そんなところです。釣果にはまったく関係ないのですがね!(ガハハ)

FINE LURES様で先行販売です

BRISKY LURES "Cooper" / FINE LURES Limited Color
※写真は開発中のイメージです

まずは上記2色をファインルアーズ様にて先行販売いたします。今回はオーナーからの要望もございまして、ボーマーリスペクトカラーで仕上げました。

#Baby Bass Orange Belly ¥5,500 (Tax in)
#Baby Bass Chartreuse ¥5,500 (Tax in)

どちらもバス柄のスケールで仕上げた、アメリカントラッドな配色。

ご予約開始のアナウンスなどはファインルーズ様より配信予定です。(各SNSをフォローしていただけると便利かと思います)

ボーマー好きな方も、そうでない方も。

この機会をどうぞお見逃しなく。

BRISKY LURES 武田

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