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高山植物

山の自然の魅力の一つに「高山植物」があります。
きつい登り道でも、ところどころにお花が咲いているとそこで立ち止まって小休憩がとれるし、何といってもその可愛らしさにとっても癒されるんですよね。

そこで今回は山で見られるお花の紹介をしたいと思います。

コマクサ

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(Photo AC さんから引用)

“高山植物の女王”といわれているコマクサ。
じゃあ王様は何なんだ?という疑問はさておき、とても人気のあるお花です。
時期さえ合えばわりと広範囲で(色々な山で)見られます。
コマクサの“コマ”は動物の馬のことで、花を正面から見ると馬の顔にみえるらしいんですけど、そんな風にみえますかね?
ちなみに真っ白なコマクサもあるんですよ~。
珍しいので見られたらラッキー

ウスユキソウ

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エーデルワイスの仲間で、花びらのように見える白い部分は葉っぱに白い産毛がたくさん生えたものなのだそう。
早池峰山(岩手県)に咲くハヤチネウスユキソウや礼文島(北海道)に咲くレブンウスユキソウなど、日本にも多くの種類が生息しています。
高山植物といったらこの花を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

キタダケソウ

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富士山の次に高い「北岳」の山頂付近のみに咲く固有のお花です。
ほぼ同じ時期に咲くハクサンイチゲとの見分け方がよく話題になります。
キタダケソウは葉っぱが"パセリみたい"に多重になっているのと、花びらに丸みがあるのが特徴です。
(写真下部がキタダケソウ。左上はハクサンイチゲです。)

アポイマンテマ

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花の百名山の「アポイ岳(北海道)」に固有のお花で、基部に筒状の膨らみがあるのが特徴です。何とも可愛らしい姿ですよね~

ちなみに先述の“北岳(山梨県)”にもマンテマが咲くようです。北岳の”タカネマンテマ”は花弁が退化してもっと小さくなっていますが、遠く離れた場所に似たような植物が生息しているなんて、とっても不思議ですよね~。(ロマンを感じます)

おまけ
お花をじっくり観察していると、お花好きの人が声をかけてくれて、いろいろな情報を教えてもらえたりします。そんな出会いも魅力ですね!