「吉田類の酒場放浪記」

 BS-TBSに「吉田類の酒場放浪記」という番組がある。酒好きにはわりと有名な番組ではないかと思う。詩人の吉田類さんが、各地の酒場を訪れ、そこでお酒を飲むという15分番組。
 おじさん(おじいちゃん)が酒を飲んで肴を食べるだけなのだが、料理や酒が美味しそうだし、店の人や常連さんとの会話が気楽に見られるのでついつい見てしまう。
 日本にいたころは、放送が月曜日にも関わらず、見ながら晩酌をしていた(晩酌は月曜日に限らないが)。

 ところで、BS-TBSでの放送は、新作1本+旧作3本の計1時間なので、結構ゆっくり見られる。しかし、上海ではTVerで新作が毎週配信されるものの、テレビ放送では見られる旧作が見られない。見ながら酒を飲もうにも、15分は短すぎる。別の曜日にやっている「おんな酒場放浪記」を足しても30分弱である。

 どうにかならんかなと思っていたら、アマゾンで配信していた。2020年3月末以降の、計148エピソード。

 時間にして約32時間分なので、当面困ることはなくなった。飲みながら見るので、内容を忘れることもあるから、リピートでみても大丈夫である。


 長野に住んでいた頃、長野市回があって駅の近くの一見だと入りにくそうな中華料理屋と、鶴賀の瓦焼きかなにかの店が取り上げられていた。後者は店の入口に「酒場放浪記」が来た旨を記載していて、そのうち機会があれば行ってみようかと思っていたが、結局行かずに今に至っている。
 それにしてもどういう基準で店を選んでいるんだろう……。

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