新しいプロ野球のTCGが発売されるって

 久しぶりにアプリやアーケード版ではないプロ野球のカードゲームが出るらしい。

 20年くらい前、コナミが「フィールドオブナイン」、「プライムナイン」というトレーディングカードゲームを出していて、前者の方を一時期やっていたのだが、正直あまりおもしろくなかった記憶がある。
 選手のカードには打撃力と投手力のような数値がそれぞれ設定されており、手札から選手カードを出して、合計値を競うというものだったと思う。
 例えば、バッターの打撃力が「8」で、ピッチャーの投手力が「7」の場合、バッター側が手札から打撃力「6」の選手カード、ピッチャー側が投手力「7」のカードを出した場合、バッターは「8+6」ピッチャーは「7+7」で、差し引き「0」になる。
 各選手カードには「-4」から「+4」くらいまでの打撃結果「ヒット」「ゴロ」などが設定されていて、この差し引きした数字に該当する打撃結果でゲームが進む。足の速い選手だと、「0」でも「内野安打」になったりしていたと思う。
 他に作戦カードがあって、これをつかって盗塁したりできた。結局強いカードをたくさん持っている方が基本的には有利だし、カードですべてが完結するので運の要素があまりなかった。

 そのさらに前に、タカラから「プロ野球カードゲーム」というのがあった。これはトレーディングカードゲームではなくて、球団ごとに1箱セットで購入するもの。

 こっちは、攻撃側と守備側両方がサイコロを1つずつ振って、その目の組み合わせで「ストライク」「ボール」「ヒッティング」のいずれかになる。前述の「フィールドオブナイン」にはカウントの概念がないのだが、こっちの方はカウントの概念があるのだ。
 「ヒッティング」の場合、攻撃側はサイコロを2つ振って、選手カードの裏にある打撃結果を参照する。「1・1 ヒット」「1・6 ホームラン」「2・2 サードゴロ」みたいに、出た目の組わせで打撃結果がわかる。他に、盗塁の成否やタッチアップの成否もサイコロの目の組み合わせで判断できるようになっている。
 また、守備位置の概念と守備力の概念もある(エラーもある)ので、「フィールドオブナイン」に比べると実際の野球をプレイしている感覚に近い。
 私が小学生の頃に販売しなくなってしまったが、大学生くらいのころにオークションで購入して、一人で4チームリーグ戦(130試合)をやっていた。選手の記録も全部取っていて、打率や防御率を算出していた。今もエクセルの記録がどこかに残っているはず。ちなみにこのときに確率についていろいろ調べながら記録をしていたことで、後々エクセルで資料を作るときに少し役立った。

 さて、『DREM ORDER』の先のリンク先を見てみると、TCGだしルールは『フィールドオブナイン』に近そうだけど、サイコロを使うという点は『プロ野球ゲーム』の要素がある。あと、サポート用のアプリも開発中らしく、この辺は時代だなぁ、と思う。
 今更TCGを集めて、ゲームをするつもりはないけど、ちょっと興味がある。


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