【ライブ日記#23】くどうれいん 『桃を煮るひと』サイン会
くどうさんのサイン会に参加するのは2回目。
前回まさか話す機会があるとは思わず、準備ゼロで挑んでしまった。その結果くどうさんの目の前でモゴモゴ言って終わった。後悔。なので今回はちゃんと言いたいことを手紙に書くことにした。いわゆるファンレターである。
手紙を書いた経験は今まで何度かあったが(余談ですが手紙を渡したい人がいるってありがたいことですよね)ファンレターは初めてだった。
当たり前だが今までは何回も話したことがある人に書いていた。自分の人となりを大体理解してくれてるし、エピソードもある。だけどファンレターは違う。私が一方的に知っているだけなので異様な緊張感があった。
言いたいことを書き出す。なんか変な熱量があってウッと思う。カッコつけようとしている文章だ。自分が本当に思ってることを書こうとLINEをするテンションで書いたらスラスラかけた。
仕事を早く切り上げて青山ブックセンターに行く。くどうさんは『桃を煮るひと』に囲まれながら部屋のセンターでサインを書いていた。陽気な音楽とともに。
やはり目の前にするととても緊張する。受付の方に『今日初めての男性です』と言われ驚く。なぜだ。こんなに面白いのに。課題図書にするべきだ。
並んでみて、私が予約した時間の最後だと気づく。えっマンツーマンってことじゃん。緊張するな。
でも準備していた分、前よりうまく話せた。(気がする)何が好きですか?と言われたので「うなぎが好きです」と言った。そしたらサインの下にうなぎの絵を書いてくれた。
短歌を始めたことも言ったら「短歌をやっていたらまたどこかで絶対会いますね」と言われ、絶対にまた会いますよと心の中で返事した。
別の本も持ってると言ったらその本にもサインしてくれた。サイン乞食になってしまって恥ずかしい。でももちろん嬉しい。
最後帰ろうとした時、「眉毛きれいですね」と言われ変にテンションが上がってしまった。そう!そうなんです!わかります!?と言ったら今までで1番テンション上がってますねと受付の方に言われた。
本そのもの自体好きだけど、それ以上に人からつくられてるっていうのも好きだなと今回のサイン会で思った。
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