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よちよちある記#167『すこーーーん』

雲ひとつない青い空
ホントに大げさでなく
雲ひとつない

すこーーーんっと晴れた
キレイに澄み切った青いお空

氣持ちがいい

セミの大合唱も
いろんな種類が混じり

何がいるだか良くわからんけど

ジ〜〜〜〜〜
ジ〜ジ〜ジ〜

ツクツクホーシ
ツクツクホーシ

カナカナカナ

ミ〜〜ンミ〜ン
ミ〜ンミ〜〜〜

まるでお経のような
低い唸り声も

この多種な鳴き声を聞けることも
豊かな自然があってこそ

小さな頃には興味がなかった
というよりも
興味を持つほどの距離感に
こんなにいろんな蝉の声を
聞くことがなかったんじゃないか
 

耳で楽しむ夏の終わり

見事に咲いたあとの
散りゆくさくら

鮮やかに色づいたあとの
散りゆくもみじ

散りゆくものの中に
儚さや散りゆく美学を見出す

単純に鳴き声だけを味わう
というわけでもなく
地中で過ごす長い年月
そして地上で過ごす短い時間
そんなセミの一生を
知っているからこそ
生命のきらめきや儚さを
感じ取るのかな

セミの成虫の寿命は
1週間ばかりでなく
1ヶ月くらいは生きていられる
なんて研究もあるらしいけど

それにしたって
地中で過ごす時間と比べ
短い時間でパートナーを探し
次世代へ命をつなぎ

悩んでる時間なんてないんだろうな

 
この青いお空のように
すこーーーんっと
晴れ晴れとした氣持ちで
過ごしたいものよ

今日もいい1日✨

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