よちよちある記#413『すえひろがり〜』

先日の夕方のこと

友人との会食に出かけようと
支度をしていると
珍しく高2の息子から
声をかけられる

「あれ？出かけるの？」
「そう。ご飯食べにでかけるよ」
「どこまで行くの？」
「〇〇の辺り」
「う〜ん…わかんねーや」
「どっか出かけるの？」
「そう。文化ホールまで」
「えーっ！チャリで？
それとも送ってもらうの？」
「電車で行こうとしたけど
もう間に合わなくて、
どうしようかと悩んでた」
「方角的には一緒の方だから
乗ってくか？」
「いい？助かるわ。
急いで準備するから少し待ってて」

予定外の息子とのドライブ
家では話をできないことのあれこれ
高２で進路希望とか出てきて
そろそろ本格的に
自分自身の人生に向き合う年頃

親だからどうのこうの
ってのはまったくなくて
大学受験の経験者としての
アドバイスくらいな感じでの話

「学校の先生になりたいから
教育学部を目指そうかと思ってたけど
教育学部に行かなくても
先生の資格を取れるって聞いて
それじゃ普通の学部に進んでみても
いいのかなぁ〜って思ってる」

「建前上取れるのと
実際に取れるのとは違うから
よく調べた方がいい
選択肢が色々と広がるよ」

ひとり暮らしはしてみたい
だけど東京は行きたくないし
大阪とかにも興味はないらしい

夢の輪郭が見えてくるのは
もう少し先の話になるみたいだ

どんな道を歩んでいくのか？
おぎゃーと生まれてからこれまで
立派に育ってくれて
もうじき巣立ちのとき

別に感傷的にはならないけど
どんな人生にするかは自分次第
自分が経験を経ないと
見えない景色があることは
伝えておきたいな

いろいろと興味もって
いろいろとやってみたらいい

自由と好き勝手は違うし
権利には責任が伴うし
だけど言葉で知ってる知識だけでは
ほんとに納得して理解はできないし

実はいくつになっても
悩んだり苦しんだり

大きな存在だと思ってた大人も
実は思ってたほど大したことない
って知ることになるだろうし

　
それでもカッコいい大人を目指して
今日もいい汗を流してこよう

会食終わりにラッキーなご褒美
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他人からしたらどうでもいいような
こんなことが嬉しくてテンション上がる

我が子たちにも
末広がりな人生を送ってもらいたいもの
って親バカな思いも一応人並に笑

今日もいい1日✨