生活レベルを変えず、毎月の支出を簡単に減らす方法はこれだ!

資産形成における支出削減の重要性

資産を増やす方法には大きく二つがあります。収入を上げるか、支出を下げるかのどちらかです。収入を上げることも重要ですが、本稿では特に支出を下げることの重要性について述べていきたいと思います。

支出を抑えることの重要性
支出の中でも特に大きな割合を占めるのが、いわゆる固定費と呼ばれる支出項目です。具体的には水道料金、ガス代、電気代、通信費などが該当します。これらの固定費を削減することが、支出全体を抑えるうえで非常に重要といえるでしょう。なかでも、通信費の見直しは容易に行えるうえ、削減効果も大きいため、注目に値するだろうと考えます。

通信費の削減策としてのMVNO活用
通信費の削減には、大手キャリアからMVNO(Mobile Virtual Network Operator)への乗り換えが有効です。MVNOとは、大手キャリアのネットワークを利用しながら独自のサービスを提供する事業者のことを指します。

MVNOの歴史と市場動向
MVNOは1990年代後半に登場し、現在では市場を大きく拡大しています。2023年8月時点の利用者数は約3,700万人に達しており、全携帯電話ユーザーの約3割を占めるまでになっています。一方、大手キャリアの利用者数は頭打ちの傾向にあります。

MVNOへの乗り換えのメリット
大手キャリアと比べ、MVNOは料金面で大きな優位性を持っています。MVNOの場合、データ通信量や通話時間の使い放題プランが充実しており、月額2,000円前後の料金で利用できます。これに対し、大手キャリアでは月額5,000円前後の料金が一般的です。つまり、MVNOに乗り換えることで、月額3,000円以上もの削減が可能となるのです。年間では3万6,000円もの節約効果が期待できるでしょう。

さらに、端末代金の負担も軽減できるのもMVNOの魅力の一つです。大手キャリアでは数万円単位の高額な初期費用がかかりますが、MVNOなら数千円程度で端末が手に入ります。

MVNOの種類と選び方
MVNOにはさまざまな事業者が参入しており、大手キャリアのサブブランドから独立系のベンチャー企業まで、多様なサービスプロバイダーが存在します。MVNOを選ぶ際のポイントは、自身の利用用途に合ったプランを選ぶこと、通信品質やサポート体制などのサービス面を確認すること、料金プランを比較検討することなどが重要となります。

おわりに
支出削減は資産形成において非常に重要なテーマです。なかでも、通信費の削減は大手キャリアからMVNOへの乗り換えによって容易に実現できます。月額3,000円以上もの節約効果が期待できるMVNOの活用は、無駄な出費を抑えるうえで大いに役立つでしょう。ぜひ、自身の生活スタイルに合ったMVNOサービスを見つけ出し、支出削減に取り組んでみてはいかがでしょうか。


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