#46 鳥啼村の惨劇

こんばんは。
今回吉村達也著惨劇の村五部作の二作目にあたる
「鳥啼村の惨劇」を読み終えたので、感想を

なんとか8月中(夏の間)に読み終えることができて
よかったです。

花咲村の惨劇のときは、
トリックなどに現実味がないと私は言ったのですが、
今作はまあまあありえそうかなと。
テレビ業界にいる人だからありえると思わせてくれますね。
まぁ、作品が出たのは1990年代ですから💦

鳥啼村の惨劇は財宝伝説がテーマの一つでしたが、
最近のミステリー小説の題材として財宝系はほとんどないように思えますね。
これも時代なんですかね…

今回は
柿沼正二、窪田六郎、鳥神翔子、鳥神羽兵衛、鏑木敬造が死亡しましたが、実質的な殺人は1件でした。
以下ネタバレです。

柿沼正二→一時は殺人かと思われたが、窪田六郎の抹殺を企てるためのトリックだった。(自殺)

独身50男が絶望したらとんでもないことをやらかすもんだと思った。最初にこの本を読んだのは小学生の時だが、この時は他人事だった。しかし柿沼の年齢に近づくかつ自分も独身な状況なので、気持ちが理解しつつある今日この頃

窪田六郎→今回一番の悪役。かつて柿沼の再婚予定だった女性をNTRしたこと、かつ鳥神翔子をとられたくないという動機で柿沼の策略にはまり爆殺される。

鳥神翔子→死因は窪田の爆殺に巻き込まれる形での事故死だが、インコのデルフィに「ツバサスキヨ」なんて言われてしまい、激昂した柿沼の怨念に殺されたもんです。

鳥神羽兵衛→窪田と翔子の死後発生した台風により家が土砂崩れにあい、死亡。一見事件とは無関係ですが、
翔子・翼の人生より鳥神家(鳥啼村)存続を優先させていたこともあり、とらえようによってはこれも怨念なのかも。

鏑木敬造→オウム病にかかったデルフィに嘴でつつかれたことが原因でオウム病発症。その結果帰らぬ人に 

さて鳥啼村は東京の青ヶ島村にある設定ですが、
この村は今も存在します。
youtubeにも青ヶ島村に住んでいる女性の動画をみることができるみたいですね。

あと、今回カルピスが大きな役割を果たしましたが、
私は今までカルピスはペットボトルでしか飲んだことがありませんでした。
そこで初めて豆乳をカルピスで割ってみたところ
とてもおいしくいただくことができました(⌒▽⌒)
濃度がこいカルピスもいいですね!




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