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Family Affair

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家族のことやインコさんのことを書きます。
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#ひなたちゃん

書きたいことがあったのだけど、 これもあれもあの人を傷つけるかもとか いろいろ考えたら嫌になったのでやめた。 暗い考えになるのも、きっと風邪のせい。 夢の中の遠くで、 ひなたちゃんの声が聞こえたのも きっと熱に浮かされたせい。 たぶん、ずっと寂しかったんだ。

今日を昨日と違う日にするのは自分次第。

仕事を毎日していた時は、 毎日同じような日が続くなーと思っていた。 今、仕事をお休みしていて、 自分自身をいろいろ見つめなおしてみた。 せっかくひなたちゃんがくれた時間だから 大切にしないとね、と思ったのだ。 仕事をしている間は見ようとしなかったが、 捨てようと思えば捨てられるものの多いこと。 レシートや請求書等が机の上に山積みなのだ。 いらない古本や読まない雑誌もたくさんある。 それらをちょっとずつ捨てていった。 すると、机の上に余裕ができた。 ほこりをかぶっていたの

ひなたちゃんのカゴが まだ同じ場所に布をかけて置いてある。 背中を向けて耳を澄ませても、 エサをついばむ音はもう聴こえない。 そろそろカゴを外したらと言われたけど、 まだそんな気になれない。 布の上からぽんぽんとカゴを撫でて、 その感触の冷たさにときどきひとりで涙している。

春風のぬくもりはひなたちゃんのぬくもりに似ている。 だから好き。 だけど、今日の風の強さはちょっといただけないなあ。

自分の居場所や必要とされることにしがみついていると、なくなった時につらいな。たぶん死ぬまでわたしを必要としている母をろくに満足させていないのに「自分の居場所」だなんて。ひなたちゃんも旅立ったことだし、今自分の置かれてる状況にちゃんと目を向けよう。今後わたしはどこへ行くのだろう。

もう寒くないし、もう痛くない。 もう辛くない。もう大丈夫。 でも、もう何もできない。 なんであんなにいい子がこんなに早く。 神様、わたしを罰してください。 あんなにかわいい子を逝かせたわたしをどうか。

ママのせなかがまるいのは

ママのせなかがまるいのは、 ちっちゃなぼくをのぞきこむから。 かわいいね、 かわいいね、って ひざのうえのぼくをのぞきこむから。 ずーっとずっと ずーっとなんかいも のぞきこむから。 せなかがまるくなっちゃった。 ぼくはもういないけど、 ママのせなかはまるいまま。 それはきっと、 ぼくをあいしたあかし。 あいしたあかし。 さようなら、ひなたちゃん。 わすれない。

ひなたちゃんのことで一日中めそめそしていたらお腹が空いたので、レトルトの参鶏湯を食べた。おいしかった。心もちょっと温まった。心が飢えている時はお腹を満たすと心が錯覚して心も満たされるのだなと思った。でもこのまま心が満たされないからと食べるのを続けると、すごく太る気がして恐ろしい。

ひなたちゃんのおなかの痛みが抑えられなくなってきている。おくすりもなかなか飲んでくれなくなった。わたしのブレンドしたエサで治ろうとして必死に食べているのが悲しい。おくすりを飲まないからと言ってエサをとりあげるわけにもいかないし。痛みが全部わたしにうつってくれればいいのに。

ひなたちゃん。今日もぐっすり眠れてるみたいでよかった。明日もちゃんとおくすり飲んでね。雪は積もるのかな? あまり寒くならないといいね。あなたが平和に過ごせるように、明日も頑張ります。明日も明後日も、ずっと一緒だよ。早く春来ないかな? ヒーターよりお日様のあったかさの方がいいよね。

ひなたちゃんを病院で診てもらった。お腹の痛みのコントロールがうまくいってるからか、体重が増えて粗相の状態も良かった。先生に今回はひなたちゃん頑張ったからお注射なしね、と言われてホッとした。ひなたちゃんも「今日は終わり?」という顔をしていた。よし、これからも頑張ろう。

昔は時間の使い方が下手だった。だから自分の時間を邪魔されると「わたしの時間を無駄にしないで!」とイライラしていた。今、ひなたちゃんのために家にいるという生活をしていて「今はひなたちゃんのための時間なんだなあ」とほっこりしている自分にはっとした。「自分、成長したのかも」と思えた。

ひなたちゃんが今日はぐっすり眠れてるみたい。昨日までお腹が痛くて夜眠れなかったみたいなのだけど、痛み止めをちゃんと飲んだらさっそく今日のお昼頃にわたしの腕で眠り始めた。明日も痛み止め、飲んでくれるといいなあ。おくすりって、使い方間違えなければ暮らしを豊かにできるんだね。

というか、今はこの子が一番大事♡ 早く元気になってね。