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Family Affair

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家族のことやインコさんのことを書きます。
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2024年2月の記事一覧

ひとりで生きるために 強くならなければ、と思うのに、涙が流れる。 今日の涙は明日の糧になるのだろうか? 幸せな家庭に 生きる人がうらやましい。 でも、ないものを 望んでも仕方がない。 食べよう。 そして勉強しよう。 ひとりで立つために。 そして、もう誰にも甘えないように。

悲しい時ほど人を応援したり 幸せを願ったりすることがある。 どういう心理なのか 自分でもよくわからなかったが、 どこかで「おまえもなー」と 言われたいのかもしれない。 そして、返事したいのかも。 「わたしには無理ー」と。 人生の脇役には、 幸せは用意されていないのだ。

ひなたちゃんのカゴが まだ同じ場所に布をかけて置いてある。 背中を向けて耳を澄ませても、 エサをついばむ音はもう聴こえない。 そろそろカゴを外したらと言われたけど、 まだそんな気になれない。 布の上からぽんぽんとカゴを撫でて、 その感触の冷たさにときどきひとりで涙している。

他人を変えることはできないけど、 自分を変えることはできると言う。 変わってきたつもり。 もう何十年も前とは別人級に。 でも、何十年もずっと変わらず わたしに足枷をはめてくる人間に対して、 これ以上どう変われと言うのか。 足枷をぶち破るくらいの力をつけろと? 今さら無茶だ。

あの人はやっぱりわたしの未来を邪魔することしか考えていない。 あの人は本当にわたしの母親なのか? 母親っていうのはそんなに自分のことしか考えないものなの? わたしの気持ちを無視するのはもういい加減にしてくれ。 自分じゃない人間の意見はないものと考えているのかな? 疑問だ。

春風のぬくもりはひなたちゃんのぬくもりに似ている。 だから好き。 だけど、今日の風の強さはちょっといただけないなあ。

母は愛に飢えている。 そのおかげで過去にだいぶ迷惑を被った。 今日も母が自身の将来が心配で眠れないと主張するのを、何時間も「大丈夫だから」となだめて眠らせた。 この人の遺伝子を将来に残したくないから、わたしには子供を産まないという選択肢しかないのだろう。犠牲者はわたしだけで十分。

自分の居場所や必要とされることにしがみついていると、なくなった時につらいな。たぶん死ぬまでわたしを必要としている母をろくに満足させていないのに「自分の居場所」だなんて。ひなたちゃんも旅立ったことだし、今自分の置かれてる状況にちゃんと目を向けよう。今後わたしはどこへ行くのだろう。

もう寒くないし、もう痛くない。 もう辛くない。もう大丈夫。 でも、もう何もできない。 なんであんなにいい子がこんなに早く。 神様、わたしを罰してください。 あんなにかわいい子を逝かせたわたしをどうか。

ママのせなかがまるいのは

ママのせなかがまるいのは、 ちっちゃなぼくをのぞきこむから。 かわいいね、 かわいいね、って ひざのうえのぼくをのぞきこむから。 ずーっとずっと ずーっとなんかいも のぞきこむから。 せなかがまるくなっちゃった。 ぼくはもういないけど、 ママのせなかはまるいまま。 それはきっと、 ぼくをあいしたあかし。 あいしたあかし。 さようなら、ひなたちゃん。 わすれない。

ひなたちゃんのことで一日中めそめそしていたらお腹が空いたので、レトルトの参鶏湯を食べた。おいしかった。心もちょっと温まった。心が飢えている時はお腹を満たすと心が錯覚して心も満たされるのだなと思った。でもこのまま心が満たされないからと食べるのを続けると、すごく太る気がして恐ろしい。

ひなたちゃんのおなかの痛みが抑えられなくなってきている。おくすりもなかなか飲んでくれなくなった。わたしのブレンドしたエサで治ろうとして必死に食べているのが悲しい。おくすりを飲まないからと言ってエサをとりあげるわけにもいかないし。痛みが全部わたしにうつってくれればいいのに。

ひなたちゃん。今日もぐっすり眠れてるみたいでよかった。明日もちゃんとおくすり飲んでね。雪は積もるのかな? あまり寒くならないといいね。あなたが平和に過ごせるように、明日も頑張ります。明日も明後日も、ずっと一緒だよ。早く春来ないかな? ヒーターよりお日様のあったかさの方がいいよね。

ひなたちゃんを病院で診てもらった。お腹の痛みのコントロールがうまくいってるからか、体重が増えて粗相の状態も良かった。先生に今回はひなたちゃん頑張ったからお注射なしね、と言われてホッとした。ひなたちゃんも「今日は終わり?」という顔をしていた。よし、これからも頑張ろう。