風林火山の「動かざること山のごとし」戦略の重要性   

売るべきタイミングと買うべきタイミングの間には短いながら数ヶ月程のギャップがある。私の相場歴でも売却後、すぐに買い替える場合、例外なく損している。F1で例えると短いながら気の抜けないタイヤ交換シーン。




私は株式トレーダーは常にポジション持っているのがカッコイイという考えを否定したい。PMIが低下しているような危険な相場で安全資産を保有することはそれだけでシャープレシオを向上できる。
常にポジション持つトレーダーはチキンがむらがりフォロワーは多いが、ポジポジ病やレバレッジかける連中のほとんどは雑魚。

動かざること山のごとしで成功した戦国の代表例は三方ヶ原の戦いにおける武田信玄の待ち伏せ。

実は武田信玄は三方ヶ原台地で徳川軍を待ち伏せし、すぐに戦ったわけではなく、数時間ほど小競り合いし、徳川軍から動くのを待っていた。


あのわずかな待ち伏せ時間が勝敗を分けた。真の「動かざること山のごとし」とは待ち伏せ時間ではなく、待ち伏せし出会った後に対峙している間に相手が動くのを待つ時間なのだ。



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