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思い立った日が大事な日でした。

とある女の子との出会いは、ちょうどお彼岸の中日で不思議な感じがしました。ちいさな彼女は、私の立ち続ける姿に何かを感じて、励ましの手紙を書いて渡してくれたことが最初のきっかけでした。とっても嬉しかったし、その後の大きなエネルギーをいただきました。

その後、区切りの時間が経って、あの時のありがとうを改めて伝えたいと思い立ち、おそらくお宅であろうその場所にお邪魔してみました。何故、あの時、手紙を書こうと思ったの?なんて野暮なことは、こちらから訊きたくもありませんでしたし、その時の気持ちと行動が全てで、それをありがたく受け止めるだけだと。そして、心からありがとうということだけだと、そのためにここに来たのですが、全く予期せぬ話をそこで聞かせていただきました。

同じ年、ですからその時から遡ること4ヶ月前のこと、大好きなパパが病気で旅立ったばかりのことだったんですよね。私と同じ年代のお父さんだったとのこと、コロナ禍の中、病気を発症されて、懸命に病に向き合われたんだそうです。

この話をお聞きして、何とも言えない気持ちになりましたし、お線香をあげさせていただき、手を合わせさせていただきました。娘さんから優しく強い勇気をいただいたことのお礼を心の中でさせていただきました。

こうして小さな交流が始まって、ここ1ヶ月前くらいから、そろそろ一周忌のタイミングじゃないかな、お花を持っていかなきゃなと思いつつ、なかなか動けず、もう過ぎてしまったかと思いましたが、今日こそはと意を決めて先日、お邪魔してみました。

ちょうど庭先に、彼女の姿を見つけることが出来ました。照れ臭く、オッチャンのことわかる?と声を掛けてみたところ、ニッコリ、しずのさんと返してくれました。年末のお礼とお花を渡そうとしていたらお母さんがやって来て、ビックリされていました。というのも、ちょうどその日が命日で、今、おじいちゃん、おばあちゃんにお兄ちゃんに親戚も集まって一緒に、パパが大好きだったビールで賑やかにやっているところだったからだそうです。

まさにそんな雰囲気の真ん中に位置する仏様に向かって、またお線香と手を合わさせていただきました。傍らには彼女がそっと見守ってくれて。進級してちょっと大人な感じになっていましたが、とくに何を話したということではありませんでしたが、温かいご家族の雰囲気とともに、良く分かりました。私も頑張らなきゃなと思いました。

この先もいい友達でいられるように、思い立ったら会いに行ってみようと思います。彼女が自分に何をみていたのかということはさておき、大人になっていく彼女の心や気持ちが許す限り、そっと応援して行けたらいいなと思っています。

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