「迂回人生」は楽しい。 いつもゆったりと「大きな夢」を追いかけられるからだ。 夢が大きすぎると、ときには軌道を踏み外し「大けが」をする。 それでもひるまず前に進む…
「いやぁ、おいしいお茶、めったに頂けないお茶を頂きました。やっぱり男ハンの点てたお茶は違いますなぁ」 ある茶会で、正客(主賓)を務めた70歳前後の女性からのお礼の…
気が付けば83歳 穏やかな日々だ。 幸せを実感しながら過ごす毎日 歳を取ったと思う。 確かに体力は経年劣化、徐々に衰えていく。 友人と杯を重ねる機会も議論する機会も…
たなかよしろう
2024年10月10日 16:24
「迂回人生」は楽しい。いつもゆったりと「大きな夢」を追いかけられるからだ。夢が大きすぎると、ときには軌道を踏み外し「大けが」をする。それでもひるまず前に進む。また、大けがをする。心も身体もずたずたになる。それでも、立ち上がって前に進む。 ぼくの人生は「迂回人生」そのものだった。これからも続く。いつ頃からか… 迂回は「二点を結ぶ最短コース」だと考えるようになった。 ぼ
2024年9月20日 16:57
「いやぁ、おいしいお茶、めったに頂けないお茶を頂きました。やっぱり男ハンの点てたお茶は違いますなぁ」ある茶会で、正客(主賓)を務めた70歳前後の女性からのお礼の言葉だった。品のある眼差しで、にっこり笑われた。穏やかな笑顔だった。「有難うございます」と答えたものの、ぼくの心は不安だった。この日の茶会は「千小庵(利休の女婿)」作の茶杓が使われた。400年以上前につくられた逸品だ。代替品はない
2024年9月16日 16:09
気が付けば83歳穏やかな日々だ。幸せを実感しながら過ごす毎日歳を取ったと思う。 確かに体力は経年劣化、徐々に衰えていく。友人と杯を重ねる機会も議論する機会も減った。外出も減った。たまにではあるが、友の訃報と言う悲しい知らせが届くようになった。それでも毎日が楽しい。 でも、楽しさは若い頃のような楽しさではない。自分の思いをプロポーズするようなわくわくする楽しさではない。む