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感覚遮断実験の経過を記した論文の原本と思われるものを読んでみる

感覚遮断実験の論文を引用していた論文 学籍番号が記されていることから、学生が書いたものらしい

引用元の論文が気になり、33ページの下に表示されている、論文のタイトル、Wood Burn, "The Pathology of Boredom" SCIENTIFIC AMERICAN, 1956で検索をかけてみる


検索結果のトップに表示されているわずか6ページのpdfが問題の論文?のようだ さっそく開いてみる 英語にあまり自信がないのでまずGoogleレンズの翻訳機能で全文を翻訳し、気になる箇所だけ原文を読んでみようと思う

1ページ目




1ページ目 導入部 刺激が動物に与える影響についてみたいなことが書いてある 実験そのものとは関係なさそう


不穏なイラストが載っている 被験者はこういう状態で過ごしたらしい




2ページ目 書いてあるのは実験手法、実験中のテストの様子 被験者は複数いるようだが何人に実験したのか具体的な記述はなかった
内容は引用先に書かれていた内容と概ねおなじ 


3ページ目 日本語訳と照らし合わせて原文も読んでみることにする


一段落目の日本語訳 知らない単語が多いので翻訳しながら読む 
被験者が精神的に不調をきたしはじめ、幻覚を見始めたことが書かれている 



二段落目 被験者が見た幻覚について詳しく書かれている いつから幻覚が見え始めたのか明言されていないので論文にしては不誠実だなと感じる


三段落目 相変わらず被験者が見ている幻覚の話が書かれている 幻覚の説明は間違っている英文を読んでいるようで読むのにかなり苦労した 

4ページ目 被験者の脳波の推移を示したグラフらしい

5ページ目 左に被験者が見た幻覚のイラストが書かれている



被験者の脳波がどう変化したかという話?らしい
よくわからないので原文は読まなかった



最後のページ
何の話かいまいちわからないが文脈からしてカメラの宣伝?のようだ 論文とは関係ないらしい


文中に登場するKodak conter Projecter  測定機らしい


論文の掲載誌は査読は行っていないらしい 
この論文は幻覚の内容だけが強調されていて実験後の被験者の様子だったり被験者の人数だったり、書かないといけないことが抜け過ぎなんじゃないだろうか 論文というよりは雑誌記事みたいな感じなのかもしれない

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