無題044

千切れ雲が浮かぶ午後の憂鬱に
夢 腕 胸 引き裂かれ
水面を揺らしていた

舞い上がる君にさようなら告げて
愛しい月よ さあ、この手の中へ

小さな声響く 酔いの揺らめき
声 風 闇 切り裂いて
愛しい日々 微睡む

待ちわびた月に煌めきを重ねて
今、絶え間なく生きる その手は暖かい

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