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Kroi Live Tour 2023 "Magnetic" 金沢公演・大阪(RED)公演

5/26 金沢AZ

ツアーが発表された時に窓枠・YEBISU YA PROとともに思わず感嘆の声が漏れたAZ。初めて訪れたけどアーティストへの愛を感じられる箱で嬉しい。ずっとこの日を楽しみにしてた。

大きく分けて2種類のセトリをここまでほぼ交互にやってきたこのツアー、Zeppクラスが主だったパターンをこの日はキャパ300で。すっかり仕上がったJungle boogieのマッシュアップあたりからグイグイ熱を帯びはじめ、チルゾーンもriskの温度が足りない圧巻ロングトーンで大喝采を誘う。

ソロが長かったと終演後コメントで言ってたけど、どのソロもほんとうにアツかった。アレンジも新鮮なフレーズが満載で目が離せない。Monster Playのギソロにボコーダーは初めて? ステージが近くて音が行き交う息づかいがダイレクトに伝わってくる。やっぱり小箱のKroiは最高だよ。

そしてここで私のBLUE編は終演。初日横浜からいろんな曲が目まぐるしく現れては消え化けて育って、どの公演にもそれぞれ違う表情があった。翌日の新潟を経て、ステージはいよいよRED編へ。少しの寂しさを噛み締めつつ、さらなる大化けに期待。
            (2023/05/30 2:29)


6/2 大阪オリックス劇場

大雨の大阪、RED編の幕開け。
2月のSOUND CONNECTIONで出演したこのステージにKroiが再び、今度はワンマンで立つ。

大阪の余韻はいつも明るくて優しいのは何故だろう。最初の演出と一曲めの選曲でもう意気込みのほどが伝わってくるけど、先制パンチというよりはご挨拶。肩の力を抜いて、みんな笑う。踊る。ライブハウスみたいに床が揺れているのは跳んでいるからか重低音か。

セトリはBLUE編をベースにしつつもライブ初披露を含むレア曲をいくつか加えて曲順もシャッフルされたRED仕様。どこで何が飛び出すかお楽しみ。イントロや繋ぎを変えてみんなの反応をおもしろがっているみたいなのはいつも通り。

MCでも言ってたとおり、たくさんの観客に頭頂部を見下ろされながら、この日のKroiは丁寧に音楽を届けていた。ホールの広い空間にBLUEで育ってきた曲たちが堂々と響き、熱狂の中でも足は地について、どこまでも自分たちの音を鳴らしていた。特にMAGNETの曲の進化っぷり、お見事でした。

ここまできっといろんな葛藤があったと思うけど、この回はきっと新たな到達点。地方でのホール公演、やり遂げたKroiもしっかり受け止めた観客も讃えたい。次に誰かがおかえりって声をかけたらただいまって返してほしいよ。大阪ももうホームだよ。

それにしてもこのツアーのriskはほんとうに特筆すべき素晴らしさで、この日も終演後あちこちでriskがヤバすぎたという悲鳴にも似た賞賛の声を聞いた。稀にみる強かな雨脚ももはやこの曲のために用意されたかのようだった。
            (2023/06/04 23:42)

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