最近観た映画 「PERFECT DAYS」etc

前回の記事で書いた通り時間があったので最近観た映画の感想やら何やら。
作品の詳細はWikipedia先生にお任せします。
ネタバレも含みますのでまだ観てない方はご注意を。

「PERFECT DAYS」

これはいい映画ですね~。
個人的に役所広司さんが好きというのもありますが
こういう日常を切り取ったような作品ってあんまりないので
日々すれ違う人にも一人ひとり違った人生があることを
改めて感じさせてくれますね。
自分以外の人って自分からするとモブですが人からすると
自分はモブなわけで。
その中でほんの一瞬でも関わる人って奇跡に近い確率です。

映画の内容自体はトイレ清掃員 平山の日常が繰り返されるのですが
日々の中のちょっとした変化や小さな喜びを感じる心を持つことが
楽しく生きるためには必要だなぁと思いました。

平山について詳しくは説明されないのですが、同僚が飛んだあとの対応や
泣くシーン、姉にかける電話の口調からこういう人物なんじゃないかと
想像しながら見るのも楽しかったです。
役所広司さんの凄さも改めて感じました。
表情ひとつであれだけ表現が出来るってすごいことですよね。
個人的には銭湯でにやけるシーンが一番好きです。

あと東京がとても綺麗に撮られてるなぁ~と感じました。
今関東に住んでいるので見たことある景色が出てくるのですが
地元をフューチャーした映画だった場合どう感じるんだろ?とも
思いました。
撮る人で違って見えるんでしょうねきっと。

「友へ チング」

少年時代から始まり成長していく4人の話なのですが
真っ当な道を歩む2人と道を外れる2人。
高校時代と大人になってからがメインなのですが
高校時代の走るシーンは青春って感じがしました。
謝らなくていい友達っていましたね。

とにかくドンスがかっこいい。
最後までかっこいい。
学帽の被り方もいい。
あとレインボーのシティポップ感もすごくいい。
ジュンソクの熱い感じもいい。
サンテクとアクリル板越しに手を合わせるシーンは
グッときました。

個人的にはジュンソクの父親の葬式でドンスが別れ際に
軽く手を挙げるシーンが一番好きです。
あのシーンのドンスとジュンソクはチングでしたね。

続編を先に観てしまい全く覚えていないというミステイクを
してしまったので、続編はもう1回観たいと思います。

「プラトーン」

賞を獲った作品ってあんまり観てなかったのですが、改めて観ると
賞を獲ってるだけあって面白いですね。

1986年の作品なので出演者が若い。
若かりしウォレム・デフォーがかっこいい。
ジョニー・デップも出演しています。
戦争映画に関してはどちら側から描くかで印象が大きく変わりますが
「プラトーン」に関しては戦争そのものを描いているように感じました。

チャーリー・シーン演じる主人公が新兵から成長していく姿や
他の兵士たちの曲者っぷりが妙にリアリティがありました。
良くも悪くも人間は慣れる動物だと思います。
ベトナム戦争に関しては帰還兵がPTSDに悩まされたと
何かで読んだ記憶がありますが、あの熱帯雨林の中で敵や罠に
気を張っていれば無理もないですね。

個人的にはハンモックから笑顔で手を振るウォレム・デフォーが
素敵だと思いました。
こういう優しい先輩っていましたよね。

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