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穴守稲荷・川崎大師にご挨拶


羽田空港から蒲田駅に向かうバスからいつも見える『穴守稲荷神社』には、まだ行ったことがありませんでした。
今回は『穴守稲荷神社』と宿泊先の川崎にある『川崎大師』をご紹介します。

穴守稲荷神社

羽田空港からシャトルバスでJR蒲田駅に向かう途中、石垣を積み上げた塔の上に御社がある神社がいつも見えていました。
また、京浜急行空港線にも『穴守稲荷』という駅があり、上記の神社が穴守稲荷という名前だと知ったのは10年以上前になります。

これまでずっと気にはなっていたのですが、一度も行ったことがありませんでした。
この神社は何だか親しい友人のような気がしていましたので、今回思い切って行ってみることにしたのです。

駅からほど近い場所にある、赤い鳥居。


京急の穴守稲荷駅から歩くとすぐ、神社の鳥居が見えています。
平日にもかかわらず、近所の人らしき人が数人参拝にみえていました。

たくさんの小さな御社

イケメン狐に出迎えられ、境内に入っていくと赤い鳥居がズラリと並んでいるのが見えます、伏見稲荷のミニチュア版とでもいう感じです。

赤い鳥居の列

奥に進むと小さな祠がたくさんありました。開運稲荷や出世稲荷など、お願いごとに合わせた祠が並んでいます。
本殿で全てのお願い事をすると、忘れてしまう項目も出てくるでしょう。そのため、お願いしそこなう事項が出てくる可能性もあるので、お願いごとに祠が分かれているのは良いシステムかもしれません。

石積みの塔

しかし、やはり気になるのは石を積み上げたような塔の上にある御社です。
興味津々で登ってみると、御嶽神社と表示がありました。
ということは、吉野の金峯山の分社なのかもしれません。

そびえる石垣の塔。てっぺんには御嶽神社の祠がある。


御嶽神社はワンコを守る神様ともいわれています、大切なペットの健康を祈るのも良いでしょう。

いずれにしても印象的な石垣の塔に上ることができて、今回の目的達成といったところです。

穴守稲荷神社は私と相性がよさそうで、何かをお願いするというよりも、「近くに来たからご挨拶しますよ」という感じの親しみやすい神様のような気がしました。

川崎大師

今回の出張の宿泊先は、川崎駅前のホテルでした。
noteクリエーターのあんこさん情報では、10年に一度の『大開帳』なるものが開催されているとのこと。
早速、京急大師線に乗り込み川崎大師に向かいました。

大開帳と赤札

10年に一度の大開帳とあって、電車の中も満員御礼。
ほとんどの人が川崎大師駅で下車します。
参道も人でごった返していました。
御開帳とは10年に一度、ご本尊様が一般に開帳される期間とのこと。

この列は中央の木塔を触って、お祈りをする人の列。

境内に入ると何の行列か、長い数本の行列が各所にできています。
聞いてみると御朱印記帳の行列や、聖塔にタッチしてお祈りするための列だとわかりました。

今回は御開帳に合わせて貰える『赤札』をいただくのが目当てです。
赤札とは今までの人生の罪や穢れを無くしてくれて、その上ピンチも救ってくれるという最強アイテムなのです!

気の遠くなるような長蛇の列

さすがに大人気の赤札、一見しただけでも途切れなく並ぶ人の列。
列の最後尾を探すと、境内の一番端にある門まで伸びていました。しかも、直線の列ではなく、蛇のとぐろのようにグネグネと折り返しています。
法被を着た係の人に尋ねると、「約3~4時間待ちです」とのことでした。

極彩色の五重塔

意を決して並んだものの、列は前進せず、赤札までの道はあまりにも遠くて不本意ながらあきらめることにしました。
超残念です(涙)
並ぶ時間を耐えるのも修行とのことですが、こらえ性のない私には修行を通り越して、地獄の責め苦に匹敵する苦行となるでしょう。

くずもち

あんこさん情報では、くずもちが美味しいとのこと。
有難いお寺の参道で名物を食べるのもまた修行のうちでしょう、寺内を散策した後、参道にある店でくずもちを買ってホテルで食べることとします。

くずもちは『久寿餅』と書きます。
とても縁起のいい名前だと思いました。

名物『久寿餅」ご賞味あれ。


さっそく一軒の店の店頭で久寿餅の一枚入りを買い、京急の電車でホテルに帰りました。
食べてみると黒蜜ときな粉がモチモチの触感にマッチして、とてもお茶に合います。
とても良い修行ができました。

二つの聖地にて

今回は穴守稲荷と川崎大師という二つの聖地をめぐりました。
穴守稲荷はとてもフレンドリーな感じの大好きになった神社でしたし、川崎大師は大きくて参拝の人もたくさんいる花のあるお寺でした。

仕事の関係上、蒲田周辺に宿泊することが多いので、また出かけてみたいと思います。

穴守稲荷のイケメン狛狐。


その他にも蒲田周辺には良い寺社がたくさんあるので、ことあるごとに参拝するのもよいでしょう。

出先の神社やお寺にご挨拶することは、礼儀でもあるような気がしています。




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