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鎮魂 浅井小谷城

体調不良でしたが、どうしても行きたかった北近江の『小谷城跡』に行ってきました。

ここは私の前世に関係するところだと、その道の能力を持つ方から聞いていましたし、以前から行く義務があるような気がしていましたので、今回満を持していってきました。

なぜ小谷城に行くのか

はっきり言っていかなければならない意味は分かりません、しかし気になっていたことは確かです。

以前にも訪れたことが一度ありましたが、クマ注意の看板を見てビビッて引き返しました。
それが心残りで、今回こそ行く決心をしたのです。

小谷城中腹にある浅井家家臣団の慰霊碑

私の大好きなnoterさんには前世を見る優れた能力を持ち、ストイックに各地を回られている方がいます。
その方に「まなきねこさんは、浅井家に関連のある前世がありますよ」とアドバイスいただきました。

前世が何であったのか分かりませんが、最近は浅井との縁を感じていましたので、この地の戦で亡くなられた人たちに手を合わせることにしたのです。

小谷城跡

北陸道『小谷城スマートIC』をでて少し行くと、小谷城に登る細い道路があります。
細い道で、対向車が来たらすれ違えない程ですが、城跡の中腹まで行くことができました。

車で行き止まりの駐車場まで行き、その後はクマにビビりながら本丸まで徒歩で山道を行きます。

20分ほど歩くと、本丸跡にたどり着きます。
うっそうと木が茂った中に石垣が現れ、その上が本丸跡でした。

現存する本丸石垣 この上が本丸だ

ゾッとするような薄暗さの中、風で木の葉がたくさん舞い落ちてきます。
その光景はまるで織田軍に次々と打ち取られる、浅井家の武士の魂のように見えて、思わず手を合わせました。

雷鳴が近づいたので山を下ることにしましたが、来るときには気づかなかった大きなスズメバチの大群が道をふさいでいるではありませんか。

彦根方面から雷雲が近づく 登山前に立ち寄った山裾の広場

しかたなく立ち入り禁止のロープが張ってある急坂から蜘蛛の巣だらけになって駐車場まで下りましたが、何だか意図的なものを感じました。

結局小谷城では前世に関するものを感じ取ることがありませんでしたが、本丸跡で手を合わせることができてよかったと思っています。

血原

次に姉川の戦いで激戦地となった、血原という場所に行くことにしました。
以前来た時も血原に行った記憶があるのですが、小谷城のふもとだったと思います。

しかし、ネットで調べると姉川の河川敷に近い場所で、小谷城からはかなりはなれた場所にあるとのこと。

血原近くの古戦場碑

一応車でその場所に行ってみました。
小谷城から車で10分程度の場所に公園があります、ここが『血原公園』という場所で、激戦地の『血原』であるとのことです。

整備され、グランドゴルフ場の公園になっている血原 ここは見覚えがない

ここの景色は見覚えがなく、どうしても小谷城のふもとが気になって仕方がありません。

写真を撮った後、小谷城に引き返しました。

ここだ

小谷城のふもとを車で走っていると、確かに見覚えのある景色が目に飛び込んできました。

車をわきにとめ、小道に踏み込んでみると『血原跡』と書いた杭があるではありませんか。

どうやら『血原』は複数あるようだ 来たかったのはこの場所!

前回見た『血原』はここで間違いありません。
山影で日の射さない空き地があり、その向こうは小谷城のある山裾となっています。

地名からして大勢の人が亡くなったに違いない 合掌

私が来たかったのはここで間違いありません。
城跡や血原公園の激戦地も行ってみたかったのですが、この場所になぜか執着があり、今回一番来るべき場所だと思っていたのです。

ここに立つと思わず足がすくみ、少し長めに手を合わせました。
ここで何があったのか分かりませんが、来るべくしてきたのだと感じます。

旅は続く

今回はどうしても行きたかった小谷城とその周辺を散策しました。
しかし、まだまだ行くべきだと感じる場所はたくさんあります。

行く意味は分からなくても、行くこと自体に意味があるように感じますので今後も気になる場所に歩を進めるつもりです。

長引く風邪、近づく雷鳴、大きなスズメバチの大群・・・今回は「来るな!」と言われているような気もしました。

しかし城山の裾野の『血原跡』に導かれたような気もした、不思議な散策でした。

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