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バカが語るバカなりの賢いキャリアアップの秘訣

今回はヤザワのようなマイナススタートな経歴の人間がどのような方法で足掻き、底辺からよじ登り、ある程度のキャリアアップを実現してきたのか?について残しておきたいと思い記事を書いてみた。
(↓前回の自己紹介記事はコチラ)

まず初めに、この写真はヤザワが15-17歳くらいの時の写真だが、学校にはあまり行かず、毎日地元の友人と朝方までバイクを乗り回したり、ゲーセンやコンビニ前でタバコを吸いながらう○こ座りをしてだべり続けるという迷惑且つ意味のわからない行為がマイブームなクソガキだった。

中途半端な不良だったけど、とある事件の主犯格として逮捕され少年鑑別所送りになったのだが、少年審判でAO入試で受かっていた某Fラン大への進学を考慮され少年院行きを免れ保護観付きで晴れて大学生となる事が出来た。だが、4年間全く勉強せず結局アホのまま社会に解き放たれたのであった。

こんなしょうもない人間でも転職を繰り返しキャリアアップして、今は一応大手外資IT企業でサバイブ出来ているという事実があるのだが、結局の所ベースの能力は変わっていないままキャリアアップした事がポイントだ。
そう、バカはバカにでも出来る方法で生きるしかないのだが、バカなりに頑張れば何とか軌道修正が出来る。「こんな奴にでも出来たこと」が世の中の誰かのためになれば良いなと思う。

■どのような環境に身を置けばキャリアを加速出来るのか?

1社目のブルーワーカーを1年で卒業した後に4ヶ月程ニート生活を送り転職活動をするも、人材としての商材価値が低すぎてエージェントには基本相手にされず、大学の卒業生支援制度に頼り大手生保の子会社に何とか転職出来たのだが、ネームバリューだけで転職したこの2社目で大きな学びがあった。

それは大手金融企業の子会社に居続けても一生親会社と同じようなレベルの業務内容や待遇にはならず「格差社会の中でのそれなりの安定」を良しとする人達が安い賃金を受け取りそれに見合ったレベルの仕事をし続ける場所であるという事だ(その限りでは無いが)。そんな人が世の中ゴマンといる。
同じホワイトカラーでも会社の規模やレベルにより仕事のスケールや貰える賃金が大きく違うという事実に24歳くらいでやっと気付いた。
つまり、キャリアを加速させるために自分が身を置く企業のチョイスは非常に重要であるという事を学んだ。

株主である親会社のためだけに縁の下すぎる業務を行う子会社に身を置いても、自身のスキル向上や収入面の大きな向上は望めないという事が身に染みてわかったため、以下条件を前提に転職先を必死に探した。

・実力で地位や年収を上げるシステムが存在する(コレ超重要)
・それなりの企業規模を有する(組織人としてのチカラを養うため)
・自社が展開するプロダクトを持っている(手数料ビジネスからの脱却)
・大手企業との取引が豊富にある(Enterprise経験)

早くそっち側に行かないと!と焦ったのだが、マイナススタートな元地底人ヤザワはいきなりレベルの高い会社で活躍する事が出来ない(その前にまず入れない)ので、何とか潜り込めるレベルの企業へ一旦転職して徐々に所属する企業のレベルと自らのビジネス戦闘力(あと年収)を上げていくという一見遠回りだが当時のヤザワにとっては最も現実的な手段を実行し、新卒至上主義の考えが強い日本におけるマイナススタートからのキャリアアップ構想を思い描いていった。

■たった一冊の本を偶然手に取り運命が動き出す

上記条件で2度目の転職を考えていた2014年頃、エージェントからの情報だけだと手詰まり感がありモヤモヤしながら生きていたのだが、当時勤務地だった新宿の書店である日たまたま一冊の本を手に取った。
それは「転職の赤本」という興味を唆るタイトルの本で、元リクルートの方が転職Barという転職アドバイスを受けられるBarを経営しながら書いた本で、当時のヤザワには転職のベースとなる考え方がわかりやすく纏められていたため即買いした。
そして後日池袋にある転職Bar「とこなつや」に足を運んだ所、著者の鈴木康弘氏(通称やっさん)という自身のキャリアの考え方に少なからず影響を与えてくれた恩人と出会った。

当時の転職Bar「とこなつや」には人材業界関係者や、様々な業界転職志願者等が集う場所で、知識の無いヤザワにはビジネスに燃える若人達から様々な知識を得る事の出来る貴重なスポットになっていった。
やっさん自体も自ら人材紹介の仲介を行なっていて、某有名営業会社の営業本部長の方を紹介いただきドギツめのアドバイスをいただいたりと様々な刺激的且つ新鮮な出会いがあった。

結局はエージェント経由で転職したのだが、やっさんがIT業界に明るかったため、前職の中堅SIerに転職を決める際もアドバイスしてもらい踏み切る事が出来たと言える。ちなみにその7年後に外資IT転職の際に背中を押してくれたのもやっさんだった。
やっさんはぶっ飛んでる経歴の方で、トラック配送からキャリアスタートをしたマイナススタートのヤザワを面白がり可愛いがってくれた。

ここでのポイントは、ベースとなる知識が少ないバカがいつまでも一人で考え込んでも結論なんて出やしないのだから、様々な場所へ自分の足で出向き、色んな人と出会うことが非常に重要であるという事。
とにかく活動すべしの一言で、様々な場所で得る知識を自分の知識や言葉に変えて活用する事が当時の最低レベルの自分には最も近道だった。

尚、やっさんは2022年8月に不慮の事故で惜しまれつつ亡くなってしまったのだが、銀座の裏路地にひっそり店を構える2つ目のBarを彼の想いを継いだ方々が今も続けている。
転職Barのとこなつやはと言うと、2台目店長の大ちゃんこと二宮 大氏がしっかりと引き継ぎ今では池袋周辺に3店舗を構えているので、是非足を運んでみて欲しい。(とこなつやHP→https://tokonatsuya.jp/

↓ちなみに、お馴染みのトミオちゃんねるに大ちゃんにも出演してもらい転職Barの紹介や今後のビジョン等を語ってもらった。

■学歴のハンデは転職で擬似的に補う事が出来る

転職を繰り返す事で学歴のハンデを擬似的に補う事も可能だ。
何故なら、転職により在籍する企業のレベルを上げていけばそれに伴い一緒に働く人の学歴も同時に上がっていく事が多いため結果的に自分より学歴の高い人達と同じレベルの仕事をする事になるからだ。

【ヤザワの所属した企業と社員の学歴レベル】
1社目(電気設備資材卸)・・・中・高卒、専門卒、Fラン大学少々
2社目(生保子会社)・・・Fラン大学、ニッコマ中心
3社目(中堅SIer)・・・ニッコマ、MARCH中心、早慶少々
4社目(大手外資IT)・・・MARCH、早慶中心、東大京大少々

自分の学歴は結局Fラン卒に変わりは無いのだが、少なくとも一緒に働く人の学歴レベルが上がれば賢い人が多い傾向となり、自分もそのレベルに合わせた仕事ぶりや振る舞いを意識する場面も少なからず出てくる。
よく学歴と仕事が出来るは関係無いと言っている人がいるが・・絶対に関係あると思っている。
正確に言うと学歴が低くても仕事が出来る人材はいるけれど、学生時代に努力して結果を出して来た高学歴の人達の中の方が能力が高く仕事が出来る人の割合が多いはずで、だからこその学歴社会であり、大手企業は学歴フィルターをかけたりする訳だ。

そして新卒の時に逆立ちしても入れない企業でも意外と中途入社組は学歴をあまり問われない企業も多く存在する事に気付き、この抜け道を狙う手段がある事を知った。
ヤザワのような低学歴の遅咲き野郎にとっては大きなメリットとなった。
3社目のSIerでは社内研修もかなり充実しており、某有名ビジネススクールでの研修を受ける事が出来たりと現時点で足りていない知識を補完出来る仕組みも整っていた。

このように数社経てキャリアアップしていくプランを描く事が出来れば、学歴のハンデを擬似的に補った逆転キャリアを実現させる事も決して夢ではない。
この点に気付かずに諦めてしまっているFラン勢は結構いるのではないだろうか?

■バカなりに出来る事をやり「自分流」を磨き上げれば何とかなる

レベルの高い会社に入る事がゴールかと言うと全くそうではなく、むしろ不利な状況から自分よりレベルの高い人達が先に走り出したレースに未経験で途中参加するという大きなハードルにぶち当たる。
新卒組から舐められたり、色眼鏡で見られたり、様々な苦労がある。

ベースのレベルが低いヤザワがレースに参加しても遥か遠くを走る選手を追い越す事は決して簡単な事ではない。
だが途中で息切れして止まっている選手や徐々にペースダウンしていく選手もいる訳で、そこに追い付き、追い抜く事は出来るはずだと考えた。
そして限られた時間の中で全てを学ぶ事も出来ないため、プライオリティを見極め自分に出来る事を確実に行っていく事を意識した。

まずてっとり早く出来る事としてヤザワが行った事は仕事がデキて実績を出し続けている人達の行動を徹底的に観察し仕事の進め方や立ち振る舞いをとにかく真似る事だった。
色んなタイプのシゴデキマンがいるがそれぞれ良し悪しはある。
それぞれのシゴデキマンの良い所取りのスタイルをイメージしつつ、最初の内は猿真似を繰り返し、自分なりのテイストを加えつつ現実での成功体験を積んでいき、やがて再現性のある自分流のスタイルを確立する事で、自らの能力を強化していく事が出来た。
これは営業スキルの話だけではなく、社内調整力や上司マネジメント等、ビジネスパーソンとして必要な全てのスキルを身に付ける際に意識し続けた。

そしてヤザワらしくハッタリをかまし自分を大きく見せる事も時には大事で、デキる自分をイメージしながらとにかく失敗を恐れずにバッターボックスに立ち続ける事を継続した。
何事にも臆せず「勇往邁進」し続ける事で幾多の修羅場に直面し、時には失敗しながらもそれを乗り越えていけばビジネス戦闘力は確実に上がっていく。
気が付いたら自分がバカである事を忘れ、ある程度の事は出来るようになるもの。自分にはまだ早いはずの役職が与えられたとしてもビビらずにチャレンジし続ければやがて役職に自分の能力が追い付いていくものだとヤザワは考える。

■さいごに

ヤザワは今現在も外資IT企業で優秀な方々の中で揉まれ、試行錯誤しながら異色キャリアの旅を続けているので、この記事を読んでくれた皆さんも是非、自分なりのスタイルで新たな可能性を見つけ出しキャリアを広げていって欲しい。
引き続き夜露死苦!!

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