鳥取で秋田を知る
12月10、11日と、鳥取に行ってきた。
友人と仲直りしたので顔を見に行ったのだ。
約1年ぶりの再会。めっちゃニコニコしてて良かった。
楽しかった。
12日から仕事だった。
山陰と東北の気候が似ていたせいか、
わりとすんなり通常モードに戻れた。
昨日から秋田は雪がめっちゃ降っている。
今更「あちらに行ってきた」感覚が出てきた。
(あちらはまだ紅葉が綺麗だった。同じ日本なのに…)
友人のお母ちゃんからもらった鳥取土産、打吹だんご(一番好き)やクッキー。お昼にひとつずつ食べている。
記憶は夢ではなかったんだな。
…と、しみじみ思ったので、
友人が関わっている企画展を見に行った時のことを記録したいと思う。
行ったのは12月11日。最終日だった。
お菓子や果物、服、作家の作品、工芸、民藝品があった。(食べ物は完売してた)
鳥取で秋田のものを見た。
店内では、お髭がマスクから出ている方と、マスクからお髭が生えてる方が居た。
商品をひとつひとつ丁寧に説明をして下さった。
本当にこういうの好きなんだろうなー
と思いながらお話を聞く。
なんだかこちらもワクワクした。
地元の工芸品、樺細工の茶筒もあった。
すごく貴重な作品のように見えた。
なぜそう思ったかというと、我が家の樺細工の茶筒はテプラで「煎茶」と貼られるという、庶民の刑を受けているからだ。(犯人はおばーちゃん)
そんなテプラ話をしたら、
「それってちゃんと使われてるってこと」
「当たり前に使う、空気みたいな存在になることが理想の形態だと思う」
と、お髭がマスクから出ている方に教えを受けた。
我が家での樺細工の茶筒が「当たり前の存在」になっていたことが、ちょっと嬉しかった。
鳥取から秋田の日常を見れた気がした。
気づかないまま、そのままで居るのが本当の意味で「当たり前にある風景」かもしれないけど、
その良さ(使い心地とか、味わいとか)に気づけた時、新たな視点で良さを知ることができる気がした。
鳥取で秋田のものを買って帰った。
わざわざ何してんねん、って感じだけど、その日の気づきが特別に感じたのだ。
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