忘れられない絵
小学校の美術の時間。配られた教科書でいつも何気なく開いて見ていた絵画作品があった。
くねくねしたお化けみたいで気持ち悪いけどロマンチックにも見える、気になっていた「あの絵」。
今になって、あれってどんなだっけな〜って、なんか男性のほうが浮いてたな〜って、ウロ覚えで描いたことがあった。
あの作品のことを調べたら、本物の絵はお皿も風船も持ってなくて、女性は花束を、男性は死んだような(?!)青みがかった色で描かれてた。
あの絵はマルク・シャガールの「誕生日」だった。
以前、青森県立美術館で巨大な舞台背景画「アレコ」を観た。期間限定だったので今はもうないけど、天井から流れる音楽と解説を聴きながら絵は照らされていた。
あんなに大きくて世界観に惹き込まれる体験は初めてだった。あれから忘れられない絵の1つになった。
あの絵はマルク・シャガールが描いたものだった。
なんで好きなのか、理由は言葉にできない。
ただ惹かれている。
調べて分かった偶然のこと。
身体の形は変わったけど、感じる心はきっとずっと変わっていないのかもしれない。
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