一目惚れ

面食いだと自負してる。
人に対しても、ものに対しても。

今回は身につけるものについてのお話。
たとえば、ルブタンのこういうピンヒールをセクシーだと感じるし、見るとうっとり惚れ惚れする。
本当に美しい!!!

少し前の私は、好きなものは、全て自分が身につけたい意味での好きだと思っていた。

でも、自問自答するようになり、たとえばルブタンのピンヒールを自分が履くとなると、現実的じゃ無い事に思い至った。
普段から移動は徒歩や地下鉄だし、仕事はデスクワークだけど、呼ばれたら駆け寄るようなことだってたくさんある。
自分の生活スタイルと、このピンヒールを履くようなシチュエーションとはたぶんかけ離れている。
ルブタンのピンヒールは、自分が履きたいよりも鑑賞物としての好きなんだなって気づいた。


たとえば、普段履きしているアディダスのサンバは完全な一目惚れだった。
スタンスミス(推しが昔愛用していた)を買いにアディダスショップに行ったのに、棚にあったサンバから目が離せず悩んだ挙句、サンバを連れて帰ってきた。
推しは今、同じアディダスのスーパースターをよく履いているけど、私はスーパースターのちょっとぽってりしたフォルムよりもスタンスミスがいいなと思っていて、だけどサンバのシンプルさとよりシュッとしたフォルムに一目惚れしてしまった。


そう。好きになると目が離せなくなるんだね。

で、ここからが本題。

先月末、上に書いたアディダスを好む推しとはまた別な推しのバースデーイベントに参加するために大阪へ一泊二日の弾丸で行ってきた。

帰りの日、時間があるからとおらが町には無いブランドのお店も入っていた阪急梅田本店へ立ち寄った。
試着もしたかったけど、明確な目的や探している服が思い浮かばず、お店の外をぼんやり見てるだけだった。

そんな中、こんな感じの服が飾られていたのですよ。
え!?
なにこれ!!!すごく素敵。おしゃれ!!

実はチャイナ服やチャイナモチーフが大好きな私は、吸い寄せられるようにその場所に入っていく。

その名は、「ケイタマルヤマ」。
お名前は存じ上げていたけれど、北海道民の私はドリカムさんの衣装を作っている方というイメージしかなくて、「おぉ、こんな感じのお洋服を作る方なのか!!!」と目から鱗でした。

刺繍も柄もテキスタイル?もデザインも、どれも素敵で個性的。
その世界観に魅了される!!

しかもさぁ、このエコバッグが、ものすごく可愛いわけですよ。
雷神風神を猫で表現しているんですが、店員さんが「私たちは、ふうにゃんらいにゃんって呼んでます」と言ってて、可愛らしすぎました。

エコバッグかわいいし、購入しようかなぁ、いやでもこれじゃなきゃダメか?と思った矢先に目についたのがこのポーチでした。

このポーチとエコバッグを変わるがわる持って鏡を見てみたりしていて、悩むことしきり。
悩んだ挙句、このポーチを購入する事に決めて、店員さんにその旨を伝えたら「ずっと見てますよ」って言われた。


そうか。
私、このポーチをずっと見つめていたか。目が離せなかったのか。
欲しいって、好きだってこういうことかぁぁぁぁ!!!
とぷち感動したのでした。

このね、「目が離せない」という感覚をもっと磨いて、自分の直感力をあげたいなと思う。

この「目が離せない」感覚を8月の東京でも体験するのですが、それはまた別なお話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?