父のこと
クリスチャンだった父は晩年、酔えば「自分のしてきた事はイエス様に許してもらえるだろうか」と私たち(母と妹と私)にしてきた不義理について悔いていた。
長年の疎遠を経て、父とのわだかまりがなくなり普通に話せるようになって、その言葉を聞いた私は、「イエス様が許すかどうかわからないけど、私は許してるよ」と答えていたけど、父の悔いは無くならず、何度も悔いる言葉を口にしていた。
おそらく、父は自分の不義理に対する納得できる答えや許しを得られないまま、亡くなった。
今日、父の遺骨を教会の共同墓地に埋葬してもらうために、生前父が通ってお世話になっていた教会の礼拝に参加したのだけど、最初の讃美歌を聴いた瞬間「お父さんは祝福されているし、イエス様にも許されているんだな」と感じることができて、きっと父もどこかで許された事に気づけているだろうかと考えたら、少しうるっときた。
よかったね、お父さん。
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