すずめの戸締りについてのネタバレ余りなしの感想

つい先日、すずめの戸締りを観てきました。
公式の方の配慮不足というべきなのか、事前情報にもリアルで起きた実際の災害を題材に描かれていますと言った前情報に自分は一切触れておりません。

普通映画を観る時に予告編や冒頭何分等々程度の情報は見ますけど、一々事細かに調べたりはしないと思う。
その予告編なり、公式発信の何かで震災描写があります等ネタバレにならない程度の注意喚起が必要な作品だと心底思います。



3/11東日本大震災の被災体験や震災描写がかなりリアルめに出てきます。
実際の地震被害をメインであれ根底であれテーマにした作品であれば、公式からそうアナウンスして欲しかったと感じるくらいには、震災系の描写がえぐいです。
被災経験者や地震にトラウマのある方には本当におすすめ出来ません。
エンタメとするには不適切な内容なのではないかと感じました。

リアルで起こった酷い災害をエンタメで、しかもファンタジー系フィクションが強い描写の作品に入れてくるのかが謎過ぎます。
災害系アニメが描きたいなら、せめてリアルで実際起きた事ではなくファンタジーはファンタジーのままでやって欲しかった。
地震をメインテーマにするにしても、やりようはいくらでもあったと思います。

君の名は、天気の子がファンタジー系災害アニメとして売れたにしても、今回のは本当にいただけないと思いました。

何故、ファンタジー系アニメに実際に起きた震災要素を入れ込む必要があったのか、全く理解出来ませんでした。

自分はアニメは好きです。毎日観てます。かなりのオタクです。アニメを否定するつもりは全くありません。
だからこそ言いたくなったのかも知れません。
リアルに実際起きた事を主題として取り扱いたいならとことんリアルに拘って描けばいいのに、全てが中途半端に見えました。不幸属性をキャラに付与したいなら、トラウマを刺激するかもしれない実際に被害が酷かった本当の震災の話を入れ込む必要性を全く感じないからです。

多分これ以降は地上波で放送されるまではもう観ないと思います。地上波で放送される事になっても見る気は起きないと思いますけど。

地震にトラウマのある方、地震警報にトラウマのある方、東日本大震災以外でも震災被害にあわれた方や津波関連にトラウマがあったりする方は、観るなら相当に覚悟してご覧になってくださいとしか言えない内容であると個人的に思います。
ファンタジー系フィクションアニメに突如そういう描写が入ってきますので、ご気分を害される可能性が高いのではないかと感じました。




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