支援級ってどんなところ?

本日、支援級の見学に行ってきました。(とりあえず私と夫で見学&説明を聞く)

私の中では、支援級を利用するのってすごく大変なイメージでした。申請して、学校や教育委員会の許可とかもいるんじゃないのかな?
自治体や学校によって利用する際の決まり事が色々あるようなので、見学もですが説明を聞いて、ジローにとって良い環境になりそうかを、しっかりと考えなければなりません。

●どのような子ども達が現在在籍しているか
●どんな先生がどのように教えてくれるのか
●一部抜き出しで利用する際の教科について
●支援級を利用する(または利用をやめる)切り替え時期について

そして何より、ジローが支援級を利用することについて、どう考えるかも重要です。
ジローは習い事など、新しいことをはじめる時、かなり拒否反応を示すタイプです。(初回をこなし、できると本人が感じれば大丈夫。不安感が強く、初回を体験させるまでの説得がかなり大変)

とにかく、まずは見学。
支援級は4クラスあり、先生も各クラス1名。さらに、状況をみて支援員さんが入ってくださるようです。
A組が肢体不自由、B組が知的、C.D組が情緒に特性がある子ども達にクラスが分かれていました。(学年は様々な子達がいる)
利用するなら、ジローは情緒のクラスになるかな?とのことで、C.D組をメインに、B組も少し見学させてもらうことに。

最初は情緒級C.D組へ。
見学した時間には、通常級に交流に行っている子達が多く、普段よりもさらに少人数でC組は2名、D組は4名の子ども達が学習していました。
子ども達は自分のペースで教科(この時は算数)の教科書ワークをしていて、1〜2学年下のワークをやっている子、自分がやりやすいドリルを持参して解いている子もいました。
基本は通常級と同じで1時間=45分ですが、最初の15分はタブレットでお絵描きをするなど、その子が集中できる時間に合わせて個別で内容を変えたりもしているようでした。
パニックになっちゃった子が落ち着けるスペースがあったり、学習に集中しやすいように、本棚や使わない用具には布がかけてあったりと工夫されていました。
各自で問題を解き、わからない箇所は先生が見回って教えてくれていました。
複数名の進度バラバラな勉強を先生が1人で見られているので、やはり家庭での学習も大切だとは思いました。でも、通常よりもゆっくり進むので、焦らず定着はしやすそうかな。
通常クラスよりも時間がゆったりと流れている感じです。
学習のペースだけを見ていると、やはり支援級のほうがジローは無理なく過ごせるんじゃないかなと思いました。子ども達の作品や掲示物についても、ジローの作ったものが混ざっていても違和感がないと思いました。

お次は知的級へ。
子ども達全員揃っていたようで、7名が学習中でした。先生は1名+支援員さん1名。
このクラスは全員が療育手帳を持っているとのことで、知的が少し重めの子も在籍しているとのこと。学習のすすめ方は個人ペースで、情緒級と似ているようです。(最後に見に行ったらほとんどその時間の課題は終わっていた)
先生が話されていたように、知的級よりは情緖級の方が、どちらかというとジローには合っているかなと思いました。

教室を見学後、特別支援級の主任+支援級の先生一名と話せました。(教頭先生も同席予定でしたが急用で離席)

ジローの通う学校の場合
●支援級は教育委員会などの許可は不要。学校の判断、親の希望から必要な子が利用できる。
●基本通常級在籍で、一部抜き出しで支援級を利用するというより、基本的には支援級に在籍となり、科目によって交流として通常級を利用できる(本人の様子をみて、できることは通常級で可)
●支援級のクラス編成(1クラス8名まで)が変わらず調整できる場合は、希望するタイミングで転籍可能
●本人の体験も少しずつ何回でも行えるので、ゆっくり慣らしていける

学校判断と親の希望で、本人の様子を見ながら利用させてもらえる点が、すごく良いと思いました。逆に、希望があれば、すぐに通常級のみにも戻せるとのこと。

お話した、支援級のどちらの先生も、特別支援教育についてや子どもの特性について理解があり、お人柄も優しそうで、お話をしていて安心できると思いました。(こちらの困りごとや悩みに対する理解がとても早く、ジローへの対応もいろいろアドバイスくださる…!)

ジローは現在、学習は追いつくのになかなか必死な状況ではありますが、早急に転籍が必要ではないこと(最近、クラスに新しい友達ができて楽しそうな様子)、支援級への理解が、ジローの中で少し怪しい(子ども達の中でも支援級に少し偏見がありそう…?)なので、ゆっくり支援級について家庭で話をして、その後本人が納得したら何回か教室を体験してもらうように話をしていこう ということになりました。
支援級の先生も、今後なるべくジローに顔を覚えてもらうために声をかけてくださるそうです。
やはり、通常級から支援級への転籍を嫌がる子は、一定数いるそうで、ここは焦らないで、じっくり時間をかけて進めましょう という話となりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?