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君の名は。名無しだったサザエさん

社会貢献者表彰式が、先日行われテレビアニメの「サザエさん」が、特別賞を受賞しました。
世界一の長寿番組でもあります。

フグ田家の代表者は、サザエさんを筆頭に「海にまつわる名前」が、つけられていますね。
そんな、ネームバリューから「海への憧憬を深める一助になっている」ことが、受賞の要因でもあるようです。

どこで、皆さんサザエの料理はお好きですか。
私は、大好きです。
ツボ焼きでも、刺身でも・・・
でも、あの肝の「海臭さが」と敬遠される方と「これこそ海のエッセンスだ。」との肯定派に別れるのではないでしょうか。

でも、日本料理には古からなじみの深い海の幸ですね。
ところが、そのサザエの名前というべき学名が最近までなかったそうです。
2017年に初めて命名され「トゥルボ・サザエ」という新種として学名が登録されました。

初めて、サザエを学会にとりあげたのは、当時1786年でイギリスの生物学者がトゥルボ・コルヌトゥスと学名をつけましたが、中国と日本のサザエと混同したまま事態は推移していたため、2017年に至り日本のサザエを見直した時に「そういえば、名無しのゴンベイだね。」と初めて気づき、日本の学者が命名しました。

命名者は岡山大学の福田先生で、日本のサザエの学名は
 トゥルボ・サザエ・フクダ
でもあり、濁点が1つずれていれば、何とフグ田サザエになるところだったという落ちが付いてきました。

そして、230年ぶりにサザエに学名がつき、やっと市民権を得たのです。
存在が、当たり前すぎた故の、大失念。
灯台下暗しとは、このことか。・・・

ところで、サザエの好みですが、関東では棘ありの華美なサザエが好まれ、関西では、棘の少ないのもが好まれるようです。
棘なしの方が身が多いという云われからきているようです。
実際は、全く変わらないのですが、さすが関西人です。
おそらく、迷信を広げた人物は「棘のない分、身がぎっしり詰まっとるんやで。しらんけど」と、のたもうたことと推察します。しらんけど


日本の宝物である海の幸サザエと、サザエさんに感謝です。
お付き合いいただきありがとうございました。

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