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古い歌:カーペンターズ

シニア世代には、永遠鉄板のシンガーですね。
デュオの歴史を語りだすと、枚挙に暇がないのですが、アーカイブでご紹介します。

兄と妹のデュオで、ラストネームの「カーペンター」を冠したバンド名にしたようです。

二人ともアメリカコネチカット州ニューヘイブンで生まれました。
兄のリチャードカーペンターは1946年10月15日、妹カレン・アン・カーペンターは1950年3月2日生まれです。

リチャードは父親の影響を受けて、早くからピアノの才能を発揮させていましたが、対してカレンは、外向的でいつも外でスポーツに興じていたそうです。
動のカレン、静のリチャード。

しかし、兄と一緒に音楽を聴くことも多かった時間が、姉妹の才能を開花させる要因になったとも言われています。
楽器も、初期は、ピアノのリチャードに対して、ドラムのカレンであったことが二人の性格を如実に表していたのではと思います。

1969年4月22日にメジャーデビュー果たした、カーペンターズ。
カレンの美しい歌声、リチャードの緻密な編曲とピアノ演奏で特徴付けられていますが、酷評する評論家も多く、中には
「ミルクを飲んで、アップル・パイを食べて、シャワーを浴びているようだ。」
との悪口雑言が、向けられたこともありました。

今でも、炎上ワードを流布することで、耳目を集めようとするトリックスターの評論家は数多いますが、リチャードは常に落ち着いた対応で、流言の払拭に努めていました。

 彼らのヒット曲には、「Close to You」、「We've Only Just Begun」 、「Rainy Days and Mondays」、「Top of the World」、「Yesterday Once More」などがありますが、敢えて独断で奉じる
「Yesterday Once More」「Rainy Days and Mondays」の2曲です。

イェスタディ・ワンスモア
「ナウ・アンド・ゼン」というアルバムB面1曲目に収録されていたのですが、静かに人気が広がり今では代表曲となっていて、多くのアーティストがカバーしています。

雨の日と日曜日
ビルボード・ホット100の第2位を記録しました。
評論家をして、もっともポピュラーな楽曲と評されました。
梅雨時の、今日にマッチした楽曲だと思います。

カーペンターズ。
ポップミュージックの世界での大成功を収めましたが、カレンの突然の死により、1983年に活動を停止することになりました。
彼女は、食道の疾患による合併症で逝去しました。

カレンの告別式は1983年2月8日火曜日に執り行われました。
会葬者の中には、多くの著名人がいました。
オリビア・ニュートン・ジョンも、そのひとりでした。

兄弟の絆を越えた紐帯(ちゅうたい)たるデュオ。
時代を超えたミュージックシーンを作った不朽の存在です。

その影響を受けている、日本人シンガーを最後にご紹介します。
峠恵子さんです。
大学時代に、ライブハウスで歌った「青春の輝き」が、スカウトの目に留まりデビューへ、しかし彼女が口にしたカーペンターズの楽曲の印象は

カーペンターズの曲はとても聞きやすいのですが、歌うのも演奏するのも恐ろしく難しいのです。

デビュー後、峠はあるテレビ番組で兄リチャードを前に「青春の輝き」を歌う機会を得ます。
リチャードは彼女の歌声に驚き、そして惜しみない賞賛の言葉を贈っています。

お付き合いいただきありがとうございました。
カーペンターズファンの皆様には、まだ足りないと、ご不満な点も多々あるもと思いのますが、それぞれのカーペンターズの思い出をアップしていただける機会になれば幸です。

いただいたサポートは、地元の観光情報発信に使いたいと思います。